私は負けず嫌いだ

自分ではそう思っていなかったけど

色んな人から言われるからそうなんだと思う

小さい頃、ポチャっとした肥満児で運動が苦手だったから運動神経の良い妹が羨ましかった

人よりもできない自分が嫌だった

でも1番になりたいわけではなかった

この人には負けたくないというライバルを勝手に作っていた

1番古いライバルは、小学校2年生の時に同じクラスだったレベッカという女の子だった

彼女は顔立ちもすごくキレイで、賢くて、優しかった

悲しいことにそんなライバルに私が保健室でギャーギャー泣き喚いているのを見られてショックだったことを非常によく覚えている

次は高校の時に予備校の世界史クラスが同じ岡村さんという秀才の女の子だった

彼女も美人で、頭が良くて、先生に当てられた難しい問題にどちらが答えられるか競っていた

当時は悔しくて頑張っていたけど、今思うと、ライバルがいるというのはいいことだった

羨ましいと思う気持ちは

裏返せば自分がそれを望んでいるということだ

ライバルは自分が欲していること

求めていること

自分に足りたいこと

全てを教えてくれる

人と比べると自信がなくなるし

疲弊する原因だと気づいてからは

自分自身がどう在りたいか

どうなりたいか

そこと比べるようにしてから

自分の負けず嫌いなところも

好きになれるようになった気がする

私にはできない…と思うよりも

人にできてるんだから私にもできるかもしれない

と思った方が物事はうまくいく

そんなことを最近振り返って思うようになった