こんにちは、キャリアアドバイザーの白木賀南子です。
育児と仕事、どちらも完璧にこなしたい!と思っている女性は多いと思いますが、実際に出産・育児をしていると、やることもたくさんあるし、自分の時間は取れないし、もう無理だーーー!!と気持ちが滅入ってしまったり、産後うつになってしまったりしますよね。
やっぱり、育児と仕事の両立は無理なんだと感じてしまったらぜひ以下のことをやってみてください。私もこれでかなり気持ちが楽になりました。
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できてないことより、できたことを評価する
育児に家事に仕事に、働くお母さんって本当に忙しいですよね。時間がない中で、肩肘張って頑張ってしまい、ついついできていないことに目が行きがちです。そして、うつになってしまう人は、とてもまじめで責任感も強く、完璧主義な方が多いのではないかと思います。
お母さんとして、おっぱいをあげたり、オムツを変えたり、服を着替えさせたり、ご飯を作ってあげたり、毎日やっている些細なことは、一人の人間を育てるというとても重要なことなのです。それをやっている自分を褒めてあげましょう!
最初の頃は、おっぱいとオムツのオンパレードで『赤ちゃんってこんなに手がかかるのか…他に何もできない』と鬱状態になってしまう人もいるかもしれませんが、数か月で授乳感覚もあいてきますし、何よりこちらが笑いかけたりあやしたりすると笑ってくれるようになると、『あー、可愛いな~』『もっとこの子と一緒にいたいな~』と思うようになります。
育児書やネットに書いてあることは参考程度
母子手帳や育児書にはたくさんの情報が書いてありますし、インターネットを検索すればものの数秒で自分の調べたい情報を読むことができます。本当にインターネット様様なのですが、逆に情報が多すぎて『こうしなければならない』という強い思い込みや『正しい育児』に対して自分が完璧にできていないということにストレスを感じてしまうお母さんが少なくないようです。
私は、ある程度「大らかな子育て」がいいと思っています。
お母さんのストレスは子どもにも伝わるので、お母さんがカリカリ・イライラしていたら、子どももそれを敏感に感じ取ってしまいますよね。
うちは、離乳食は9か月から始めました。5-6か月からが一般的だと思いますが、子どもの内蔵の発達度合いを考え、小児科の先生と相談して遅めにしました。なので、ドロドロの10倍がゆは試しに作ってみたりしましたが、基本作らず最初から粒があったり、野菜や果物を中心に、ほぼ親の食べるものを取り分けてあげるような感じにしています。離乳食頑張って作らなくていいっていうだけでも、けっこうストレスは減りますよね。
家事は最低限やらなきゃいけないことだけやる
ぶっちゃけ、優先順位をつけると、①洗濯はやらないと着る服がなくなる②食事は作らないとエネルギーが切れるから作る③食器は洗う、くらいはやるとして、掃除類はしばらくやらなくても死なないのでは?と思います。
実際、子どもに愛情を注ぐのはあなたにしかできないですが、家事はあなたでなくてもできます。そして、あなたが家事で何か仕事や将来に役立つスキルが身に付くのかというとそんなことありません・・・でもやたらと時間や意識が取られますよね。
なので、最低限で十分なのです。
むしろ、人や機械の力を借りましょう。
- 掃除→お掃除ロボ(ルンバでゴミを吸い、ブラーバで水拭きetc)
- 食器洗い→食洗器
- 料理→自動調理器(オートの圧力鍋etc)、生協の食材が切ってあるセット
あとは、お手伝いさんや家事代行サービスを利用するのも1つの手だと思います。私は家事代行サービスはまだ頼んだことがないのですが、友人に聞くと1.5時間で家中ピカピカにしてくれるそうです。自分が1.5時間でできるかというと、そんなに集中して掃除できませんから超時短ですよね。
ちなみに、私はけっこう食に関してはこだわりがあって、電子レンジと炊飯器は持っていません。時短を超えるこだわりがあって、ここに関しては、面倒くさいと思わないんですね。息子が、電子レンジを知らずに育ってしまうと、どうなるんだろう・・・とちょっと反応が楽しみだったりします(笑)
家族に自分の気持ちを話す
察してほしい!見ればわかるでしょ!と思うかもしれませんが、子育てをするお母さんの大変さは、お母さんにしかわからないと思います。私も産んでみて思いましたが、赤ちゃんと向き合っている時間が誰よりも圧倒的に長いです。
どんなに主人が想像しようとしても、体験していないのだから想像できるわけがありません!
ということで、自分の気持ちをちゃんと家族に話しましょう。
- 自分が今どういうことが不安なのか
- こういうことができなくて辛い
- こう言われると悲しい
- こういうことをしてくれると助かる
私も、最初の1ヵ月は、慣れない、おっぱい、オムツ、寝れないの繰り返しで、家からも出られないのでかなりストレスが溜まっていました。そして、何も手伝ってくれない夫・・・このまま、実家から家に帰ってやっていけるのだろうか。仕事復帰なんて無理じゃないか・・・と益々不安になっていました。
そこで、ある日何かは忘れてしまいましたが、「今私がこんなに大変な時にそんな話しする!?」っていうLINEのメッセージが来た時に、遂に私の感情が爆発して、LINEで今の自分の気持ちをばーーっと伝えました。本当なら会って話したほうが良かったのですが、我慢できなかったのでLINEしてしまいましたが、うちの夫は「気づかなくてごめんね」といって、それから率先して手伝ってくれたり、私の体調を気にかけてくれたりするようになりました。
感情的になることはオススメできないので、感情的になってしまう前に、ぜひ自分の気持ちを日ごろから話してみてください。
気分が悪くなる仕事を減らす
これは、できない!という方も多いかもしれませんが、何でもかんでも引き受けないということがポイントです。自分が嫌だなと思う仕事を、他の人の目を気にして仕方なく引き受けたりしていると、どんどん自分の仕事に対するモチベーションが下がります。ただでさえ、貴重な時間を嫌な仕事に費やすことほど勿体ないことはありません。
もし、どうしてもやらないといけない仕事の場合は、考え方を変えて、その仕事をすることで自分にどういうスキルが身に付くか、どういう経験ができるかというプラスの面に焦点を当てて、いやいやではなく、学んでいる感覚で仕事をしてみましょう!そうすれば、気分が全く変わります。
フリーになると、ある程度自分の好きな仕事ができるので、この点はコントロールしやすいですが、会社員で断れないという場合は、ぜひ考え方を切り替えて対応してみてください。
育児と仕事の両立をしているお母さんへ
子どもを育てるということは、将来のこの国を支えるものすごーーく重要な役目だと思います!苦労に対して、十分に評価されないことも多いかもしれませんが、立派な役割を果たしています。そこにさらに、仕事という「社会の誰かの役に立つこと」をしているわけですから、どんだけ人のために尽くしてるいい人やねん!という感じです。無理する必要はなく、自分のことも大切に、人生は楽しんだもの勝ちですからね^^