2022年は私にとって大きな変化の年でした。1番大きなイベントは、日本からカナダに家族での引っ越し、39歳にしてカナダの大学でビジネスマネジメントの学びがスタートしたこと。また第三子を授かったこともビッグニュースの1つでした。

仕事は一旦少し控えめにして、カナダでの生活や大学での学びを優先しつつ、次のアクションにつなげていくための準備期間となるような1年だったと思います。

【1月〜3月】大学からのオファーレターと茶道と小旅行

オファーレター

カナダの大学からオファーレターをもらうことができたのは1月のことでした。英語の試験の点数、推薦状2通、大学の成績表、エッセイなどを提出し、無事に入学許可されて良かったです。

茶道のレッスン

カナダに旅立つ前に前から習いたかった茶道を少し習い始めました。習ってみると作法はもちろんですが、お花、お菓子、掛け軸など季節に合わせて様々な意味があり、奥が深いなと思いました。

日本文化について日本人なのにあまり知らないというのが残念だなと思っていたので、ギリギリですが、少しでも触れることができて良かったです。

茶道のレッスンに加えて浴衣の着付けも

日本国内小旅行へ

カナダへの航空券を買うにあたり、ホテル宿泊をしてクレジットカードのポイントで航空券を買っても結局使う金額が同じだということに気づき、2月〜3月は名古屋、伊豆、ディズニーシーなど国内小旅行にたくさん出かけました。

結局同じ金額を払うのであれば、旅行にも行けて航空券も手に入る方が思い出も増えていいなと思うのでおすすめです!

コロナ感染

3月の頭はコロナに感染してしまいました。子どもたち2人は発熱もなく元気なのに、我々大人が2人とも39度超えの熱でダウン。鎌倉で開催される役員会もオンライン参加となってしまいました。

ただ、2日くらいで2人とも完治したので、思ったより軽傷でした。

【4月〜6月】保育園入園、仕事引き継ぎ、引っ越し、フラメンコライブ

子どもたちの保育園

4月には次男が保育園に入園できたので、6月末までの3ヶ月だけ通うことになりました。4月生まれなので、0歳児クラスでのスタート。最初はわけがわからずニコニコと預けられていましたが、数日すると離れ離れになることを認識したようで、泣くように。でも、同い年の子達と一緒にお部屋で遊んだり、お散歩したり、少しの間でしたが、先生たちとも楽しく過ごしていました。離乳食もモリモリ食べて、さすが我が家の次男坊。

長男は、1歳クラスから3年間お世話になった保育園のお友達や先生たちとのお別れを寂しがっていましたが、最後にお別れ会をしてもらったり、寄せ書きをもらったり、盛大にお見送りをしてもらえてとても嬉しそうでした。とても良い保育園に恵まれて、私も本当に感謝しています。

仕事

契約させていただいているPR関連のお仕事は6月末で一度少しお休みをさせてもらうことに。プレスリリース書いたり、メディア対応したり、インタビューに答えたら、業務提携の案件をまとめたり、引き継ぎ資料をまとめたり、先のプレスリリースの下書きをいくつか用意させてもらったり、色々なことをやらせていただきました。

テレビ、Yahooニュース掲載、ウェブメディアなど多くのメディア掲載もいただき、PRの面白さも再確認させて頂く機会となりました。

もともとカナダの大学で学ぶこともお客様の海外PRに役立てるといいなと思っていたので、カナダに行っても継続的に支援させていただけることに。本当にお客様にも恵まれています。ありがとうございます。

会いたい人に会いに行く

しばらく日本を離れるので会いたいひとにとにかく連絡して会いにいく時期でした。いつでも会えるなんて思っていてしばらく連絡できていなかった人も含め、たくさんの人に会えて嬉しかったです。

引っ越し

6月末で賃貸の部屋を開け渡すため、引っ越し準備。これが正直、1番しんどかったです。こんなに物があるのか!と。何をカナダに送り、何を処分するのか。なるべくカナダに送るものは最低限必要な物にしたかったので、処分する物が多すぎて途方にくれました。親切にも保育園のママ友が地元のリサイクルショップを紹介してくれて、その方が処分する物をほとんど無料で引き取ってくださったので、本当に助かりました。

今思うと、あれも持ってくれば良かった!と思うものは色々とありますが、カナダでも基本的には買えるので良いかなと。

子どものエジソン箸(練習用箸)や喉をつかない赤ちゃん用歯ブラシ、新生児の長短肌着などはカナダではあまり良いものがなく、さすが日本クオリティ!という感じなので、大人の物よりも子どもの物は持ってきた方が良いなと感じました。

あと、キッチン用品!菜箸、お玉とか一応持ってきたけど、もっとあっても良かったなと思うのと、すり鉢とか胡麻すり機とか売ってないので持ってくれば良かったなと後悔してます。

カナダへの発送はクロネコヤマトの海外便をお願いしており、ピックアップの日の前夜はもう徹夜で最後荷物を詰めて、一覧表を記入。しんどかったです(笑)余計な物は買わないようにしようと心に誓いました。

最後のフラメンコライブ

10年以上お世話になっているフラメンコの先生がお別れライブを企画してくださり、最後のライブをすることができました!アレグリアスとタラントの2曲をソロで踊らせてもらい、最後たくさん練習して、笑いあり涙あり、本当に幸せな空間で最後大好きな人たちと踊ることができて嬉しかったです。フラメンコは私を構成する大切な要素なので、しばらくお休みしますが、いつかまた再開したいなと思います。

矢部のソレアドにてフラメンコライブ

【7月】北海道と三重県

北海道周遊旅行

7月は私の両親と車で北海道旅行に2週間ほど行ってきました。十和田湖に一泊した後、フェリーで函館に渡り、積丹、富良野、美瑛、旭山動物園、層雲峡、サロマ湖、阿寒湖、洞爺湖と回って、最後にまた函館からフェリーで帰り、岩手県安比高原で一泊して帰宅しました。

こんなに長く車で移動しながら旅をしたのは初めてで、父が宿泊先の予約から運転まで全部やってくれてありがたかったです。

長男は毎日違う宿泊先に行けるのが楽しかったようで、今でも「思い出がたくさんあるよ!」と北海道旅行のことを話しています。

霧の摩周湖がキレイに!

三重県に帰省

7月の後半は三重県の主人の実家にお世話になりました。久々に主人のお兄さん家族とも再会してお庭でBBQをやったり、プールに入ったり、伊勢神宮では早めだけど七五三のご祈祷して、七五三の写真撮影して、東京から保育園のお友達が遊びにきてくれて伊勢とアンパンマンミュージアムに行ったり、とにかく日本の夏を満喫させてもらいました。

伊勢神宮で七五三のご祈祷

【8月】カナダへ出発、家探し、骨折と妊娠

いよいよカナダへ

カナダに出発する日は、チェックインの時に子どもたちが入国できないかもしれない!というハプニング。大人のビザはエージェントにお願いして発行していたけど、観光ビザで入る子どもたちは別途、カナダの入国に必要なeTAを事前に自分たちで申請していなければ行けなかったのにすっかり忘れてやっていませんでした。

慌ててその場でやったら、なんとその瞬間に許可されたから良かったけど、本当に焦りました…

空港までは両親とお友達がお見送りにきてくれて、嬉しかったです。

フライトは成田からバンクーバーまで約8時間。余裕だろうと思っていましたが、夜の便だったので、とにかく親は眠れなくてかなりきつかったです。バシネットのある席にしてもらいましたが、次男はもう動き回るので、結局ずっと見ていないといけない。座席取った方が良かったなと思いました。

入国もビザの発行も非常にスムーズで、色々用意してきた書類の提出や確認もなかった。空港から滞在先のAirbnbまでの送迎もエージェントで手配してもらっていたので安心でした。

家探し・車探し

私の大学が始まる前、つまり8月の1ヶ月でなんとか家と車を探したいと思っていました。

ただ、バンクーバーは人口が増えていて賃貸も少ないのと、値段も高騰しているという状況。車も新車が売れすぎて、中古車も品薄状態。

しかし、奇跡的にAirbnbのオーナーが長期の貸出を考えているということで、そのままAirbnbのお家に住めることに!家具付き、光熱費、インターネット込み。日系スーパーも近いし、小学校や公園も徒歩2分圏内という本当にありがたい場所で、時間もお金も労力も節約になり、助かりました。

ニューウェストミンスターの公園

車はホンダのディーラーに行ったら、すぐに欲しいタイプの中古車が予算内で買えるという奇跡。運転免許証も日本の免許は、申請して書き換えるだけでBC州の免許が手に入りました。(他の友達は、試験やロードテストも受けないといけない)

幸先の良いスタート!とおもいきや…

右肩骨折と妊娠

8月末に何もかも順調に進んでいると思ったら、ベビーカーに足を引っ掛けて右肩を骨折するという人生で最も重症を追うことになってしまいました。あまりに痛みが引かないので救急病院でレントゲンをとって骨折が発覚。全治1ヶ月半。海外旅行保険入っておいて本当に良かった…

夫に全ての家事と育児を任せなければならない上に、私自身も着替えなどがうまくできないので軽い介護状態。リハビリも含め、本当に辛い思い出です。健康第一!

第三子の妊娠も発覚し、妊婦健診も同時にスタート!

良かったのは、子どもたちが病気になる前に病院のシステムが理解できたことでしょうか。カナダの病院事情を把握できたのは良かったです。

【9月】大学の授業がスタート

骨折の数日後、大学のオリエンテーションに参加して初めてキャンパスに行きました。色んな国籍や年齢の人たちがいて、最初少し圧倒されましたが、新しい環境にワクワクしました。

オリエンテーションのグループ

課題が多いので徹夜覚悟でとエージェントに脅されていたので、どれだけ大変なんだ!?と授業スタート前から不安が…

始まってみると、確かに毎週予習や課題が多くグループワークも多かったので大変でしたが、良いチームメイトを探すことと、ペースをつかんでさえしまえば、ついていくことができました。

グローバルビジネスマネジメントコースの3つの授業を最初のセメスターでは履修しました。

  • Accounting & Finance
  • Project Management
  • Intercultural communication

アウトプットが多いのは、やはり日本の大学と違うなと思います。

【10月〜12月】1stセメスター終了&LA旅行

中間試験と最終試験

初めての中間試験はけっこう準備が大変で、選択式問題もあれば、エッセイやグループ発表もあり盛りだくさんでした。最終試験が近づくに連れて、教授からの要求も高くなり、最終試験前は私も子供達もインフルエンザにかかってしまい、次男の緊急入院も重なり、最後まで提出できないのではないかとハラハラでした。結果的にグループのメンバー助けも借りつつ課題の提出ができ、成績はオールAで終わることができました。

ウィスラー旅行

10月は骨折前に行く予定だったウィスラー旅行に行くことができました。ウィスラーは世界的にも有名なスキー場があるのですが、夏場はマウンテンバイクの聖地だそうで、まだ晴れの日が続いていた10月はたくさんのバイカーたちで賑わっていました。バンクーバーから1.5時間くらいで行けるリゾート地ということで気軽に行けるのが良いと思いました。

ウィスラーのホテル

PR支援の再開

12月にはPR支援のお客様の業務を再開させていただきました。久々にお話しすると、この数ヶ月でもまた新たな製品開発や販促展開をされており、私もその姿に刺激を受け、PRを通して更に世界に飛躍するご支援ができると良いなと感じました。

LA旅行

バンクーバーのお正月は特になにもないよと言われ、今年一年みんな頑張ったよねということでロサンゼルスのディズニーランドに旅行に行くことにしました。事前にキャラクターグリーティングのレストランも予約できて、ミッキーたちとも会えて子どもたちだけでなく大人も良い思い出ができました。

私が小さい頃にLAでお世話になっていた幼馴染のご両親にも最後お会いすることができて良い年末年始を過ごすことができました。

ミッキーに三男なでてもらいました

2022年の我が家の漢字

我が家の2022年の漢字を決めるとしたら「挑」だったような気がします。

私だけでなく家族全員が日本にいる家族や友人と離れて、新たにカナダという知らない土地で新しい生活をスタートしました。

病気や怪我、言語や生活環境の違いを乗り越え、それぞれ挑戦し、大きく成長できた1年なのではないかと思います。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。