エンジニアの需要は世界的にも年々増すばかり。私はIT業界にいるけど、英語科出身だし、ヘルプデスクやインストラクターだったから、プログラミングができるわけでもないので残念ながら全然この波には乗れてません。(人と接する仕事の方が好きなので学ぶ気もないのですが…)本当に北米のエンジニアの年収は桁違いです。

友人からシェアしてもらったアメリカのNetflixソフトウェアエンジニアの募集要項なんて51万ドルと日本円に換算すると7千万円弱!

カナダのエンジニアの年収ってどれくらいですか?という質問を先日いただき、私も調べてなかったのでまとめてみました。

カナダのエンジニア平均年収

2022年のカナダのエンジニアの平均年収は約8万ドルなので800万円弱で、エントリーレベルよエンジニアポジションだと約6万ドルなので600万円ほどのようです。

The average engineer salary in Canada is $81,248per year or $41.67 per hour. Entry-level positions start at $61,367 per year, while most experienced workers make up to $123,107 per year.

https://ca.talent.com/salary?job=engineer

日本の正社員エンジニアの平均年収は400万円程とのことなので、単純に平均だけで比較すると2倍ですね。

正社員の平均年収は、DODAの平均年収ランキング2021では「403万円」と算出しています。

https://coeteco.jp/articles/11047

私の住んでいるバンクーバーよりも、トロントの方がIT企業が多く、州別に見るとまた平均年収は変わってくると思います。

CS卒なら就職先は引くて数多

カナダでは日本のように「何大学を出ているか?」よりも「何学科を出ているか?」が就職先で評価されるので、CS(コンピュータサイエンス)を出ていれば、エンジニアとして就職は非常に有利と言われています。

履歴書には、年齢・性別・国籍・住所などの個人情報を記載する必要はありません。写真も不要。

性別、年齢、もちろん容姿などにより書類で落ちることはないということですね。(それを会社側もしてはいけない)

そのため、カナダの大学のCS学部に留学して卒業すれば、エンジニアとしてカナダで就職できるということです。2年間留学すると、最長3年の就労ビザがもらえます。

2-3年で転職するのも当たり前という風潮なので、キャリアを積んで平均以上に年収アップしていくことも夢ではなさそうです。

ただ、カナダは日本と比べて生産性が低い、成果が上がらない人は会社側もクビにできてしまうので、レイオフの対象になりやすい厳しい成果主義の世界でもあるといえます。

ボトルネックは英語

ただ、私もカナダの大学に来て思うことは日本人が海外留学する時のボトルネックはやはり英語力だろうなと感じます。

読み書きはできても、聴く話すができなければ大学の授業についていくのはとても大変です。

そもそもIELTSなど英語のスコアが足りないと入学できないので、日本にいる間に英語力をどれだけ身につけることができるか?が最初のハードルになると思います。

ちなみに私はコロナ禍の留学だったからか、IELTSではなくDuolingoのスコアも入学の時に認められていました。費用も安いし、自宅でさっと受けられるテストだったのでとてもラッキーでした。

自国での学位やエンジニアの職歴も強みに

私は今グローバルビジネスマネジメントを学んでいますが、教授から「もし自国でエンジニアの学位や就労経験を持っているなら絶対に活かしたほうがいいよ!」と言われました。

キャリアチェンジしたくて別のことを学んでいたとしてもスキルや経験は組み合わせなので、自国で得た学位や経験は大いに活かしましょう!とのこと。

留学までいかなくとも、日本でグローバルエンジニアとしての経験を積むことも非常に大切なことだと思います。

私自身もIT、英語、PRなど自分の経験やスキルを組み合わせて、お仕事をさせてもらっています。組み合わせはその人独自の強みになります。

カナダでは「カナダ企業での就労経験」というのをかなり重視するようなので、まずはパートタイムでインターンシップやボランティアなど何でも良いのでカナダ企業での就労経験を積むことが必要なようです。

日本人はもっと海外で活躍できると思うので、エンジニアになろう!と思った方はぜひチャレンジしてみてほしいです。

私の本音を言うと、暮らすならやっぱり日本が1番です。安全だし、食事は美味しいし、今や物価は安いし、何よりサービスレベルが高いし、意思の疎通が取りやすい!なので、北米で稼いで日本で暮らすというリモートワークができたら理想的だなと思います(笑)