こんにちは、キャリアアドバイザーの白木賀南子です。前回に引き続き、高野先生&池川先生コラボ講演の内容をお伝えしたいと思います。(前回の「子どもを健康に育てるためにすべき2つのこと」はこちらをご覧ください。)
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産科医池川先生について
神奈川県横浜市池川クリニックを開院し、昨年まで38年間お産の現場に立っていらっしゃいましたが、現在は講演活動を中心にご活躍されています。「胎内記憶」の研究や情報発信をされており、著書も複数出版されています。ホームページはこちら
(左:池川先生) (右:高野先生)
胎内記憶とは
子どもが持つ「お母さんのおなかの中にいたときの記憶」のことです。
誕生の瞬間の記憶である「誕生記憶」、それ以前の記憶「誕生前記憶」に大きく分けられます。
「誕生前記憶」は更に、受精から誕生の直前までの記憶である「胎内記憶」と、雲の上などにいて肉体を伴わない受精する直前までの記憶の「中間生記憶」に分けられます。
さらにその前に肉体を持ったヒトとして生きていたことを覚えている記憶を
「前世記憶」と呼びますが、区別せず全部をひっくるめて、「胎内記憶」と呼ぶことも多いようです。
また、胎内記憶を語る子どもの多くは2~3歳で、成長するにつれて記憶は薄らいでしまうそうですが、時々大人になっても記憶が残っている人がいるようです。
(参照元:池川明の胎内記憶、著書『おなかの中からママとパパをみていたよ』)
子育てや出産の目的は?
ほとんどのお母さんは、何のために出産するのか、何のために子育てをするのかを考えたことがないのではないでしょうか?
子育てや出産の本来の目的は「子どもを健康に育てるため」です。
健康に育てるために、母乳育児や自然出産を選択したりするのであって、これらはあくまで手段であり、目的ではありません。
手段が目的化してしまい、それに捉われすぎてしまっている人が多いとのことですが、結局すべては子どもを健康に育てるという目的のためにやっていることだということを忘れてはいけないのです。
母親の感情が子どもの成長に影響する
母親の妊娠・出産の時の感情が子どもの成長に影響するのだそうです。
フィンランドの研究によると、「行動・情緒面に問題がなく社会的能力が高い子ども」に育つための母親の感情がどのようなものかというと・・・
母親の「幸せ感」だそうです。特に、出産直後の幸せ感。これが、16年間(16歳になるまでの間)子どもに影響するそうです。
つまり、お母さんがどれだけ幸せな気持ちでいられるようにするか。これも子どもを健康に育てるためには必要なことなのですね。
胎内記憶を認めない現代医学
現代医学の″エライ″教授に、「子どもに記憶があるわけがない」「親を喜ばせるために言っているだけ」「テレビで見た情報を言っているだけだ」と否定されることもあるそうですが、
「パパ、玄関で頭をついてママに謝っていたよね」と妊娠中の夫婦喧嘩の光景を話したり、
「急に明るくなって無理やり足からひっぱりだされたの」と逆子で帝王切開だった時のことを話してくれる子がいるそうです。
どちらも、親が喜ぶ話しでもなければ、テレビでやっているような話しでもありません。
何を信じるかですが、世の中、常識と違うことも多く、新聞やメディアでは伝えられていない事実も多いのです。鵜呑みをせずに、様々な情報をもとにジャッジをする必要があるとおっしゃっていました。
子育ては何もしないほうが結果が良い
子どももあなた自身もみんな世界一になれる能力を持っているのですが、その子の特性を見つけてあげることが大切。そして、子どもとの関わり方で成長が違ってきます。
3歳まで母親につきっきりで管理され、何もかも口を出されていたらその子の能力が発揮されません。自由にさせてあげる、子育ては何もしないほうが結果が良いのです。
うまれてきたわけ
池川先生の講演に出産前に参加させて頂いた時も、今回も上映してくだった動画があります。
さだまさしさんの「いのちの理由」という歌に、ヤブキユミさんという胎内記憶を大人になっても持っている方がアニメーションをつけたとても素敵な動画です。ぜひ、ハンカチを用意してから見てください。
reborn2daysanime from HAPPY on Vimeo.
講演を聴いて感じたこと
出産前に聴くのと、実際に子育てをしてから聴くのでは、また自分が反応する部分が違うなと思いました。前から胎内記憶のことは知っていたけれど、改めて子育て中のお母さんにとっては、これが本当かどうか科学的には証明できなかったとしても、信じることで心が温かくなり、幸せな気持ちになれるから、信じて損はないのでは?と思います。うちの子が私を選んできてくれたんだって思うと、ただでさえ可愛いのに、もっともっと愛おしい存在になってきます。興味がある方は、ぜひ池川先生の胎内記憶の本も読んでみてください。