長男は1歳弱の時に日本で熱性痙攣になり、救急車を呼びましたが、特に何事もありませんでした。

次男も先日、熱性痙攣になり30秒程度だったので、大丈夫だった!と思っていたらその夜中に再発しまして、結局、救急車で搬送され、緊急入院することになってしまいました。

過去にニューヨーク旅行中も長男が腸重積で救急搬送されることになり、カナダでもまた救急車のお世話になることになってしまいました。

5分以上続くようなら救急車

5分以上続くと良くないと言われる中、今回は
10分弱も痙攣が続きました。

気が動転しているからか感覚ではまだ
2-3分と思っていたらタイマー見てびっくり

熱もこの時、急に41.1℃まで上がっていて慌てて救急車を呼びました

カナダでは911にかけると、消防か救急か聞かれまして、意識不明や重体でなければ普通のラインに電話が回され順番待ちになります。しかし、10分くらいつながらない。

痙攣が治ったあとも、手足が硬直したように
なっていて、意識はあるのかないのかわからない状態なので、再度911を掛け直して、意識がないと伝えて優先ラインにつないでもらいました。

すぐに救急につなかり事情を説明

5分くらいで消防車がまず到着
消防隊員の人に状況説明し、
症状確認→酸素マスク

その後5分くらいで救急車が到着
救急隊員の人に説明し、症状確認
震えてはないけどまだ痙攣してる状態とのこと
熱が高いのでオムツ一丁にされ
「お母さん窓を開けて部屋の温度を下げて」
と真冬だけど窓を開けて冷却

その後、タンカで救急車へ
痙攣止めの薬を注射
IV取ろうとするも血管が細くて失敗

emergencyでの救急処置

10分弱で近くの救急病院へ
(私が骨折でお世話になったところ!)

処置室に入り、10名くらいの
お医者さんや看護婦さんに囲まれながら
また状況を説明

IV取ろうと看護婦さんたちが
必死に対応してるけど血管が細いらしく
両手両足全部失敗

血管見つけるライト?みたいのや
超音波を使っても取れず
最終的にベテランお医者さんみたいな方が
最後発見!みたいな感じで
2時間後くらいにようやく取れました。

痙攣止め打ってるのに
また腕と足、更に歯の食いしばりみたいに
硬直してきて「舌を噛んでるみたい」という報告に再度痙攣止めを注射

その後、少しずつ落ち着き、針を刺されたりすると泣いて抵抗する様子が見られ、

IVが取れればあとはそこから薬を入れたりできるのでひとまずなんとかなりそうな雰囲気が漂い

看護師さんたちも良い傾向!と言ってくれました

病院に着いてから3時間近く経っていたので少しホッとしました

薬の影響で次男はしばらくすやすやと入眠

アメリカより親切なカナダの先生

アメリカの時は、私が何時間も不安そうに待っていてもほとんど誰も声をかけてくれなかったし、

説明もあまりしてくれなかった印象です。

カナダは先生も看護師さんも優しい

「病院に連絡して、ちゃんと受け入れ体制整えてくれてます、しっかりケアしてもらえますから安心してください」

「子どものこういう姿を見るのは辛いですよね」

「お母さん大丈夫ですか?IV取れるまで辛抱してくれてありがとう」

「救急車を呼んだのは適切な判断でしたよ、良いお母さんだと思います」

「息子さんなんてハンサムなんでしょう!まつ毛がゴージャス!」

「正座してうつ伏せで寝るのが好きなの?可愛い、個性ですね!」

「飲み物か食べ物か欲しいものありませんか?」

こんなふうに声をかけてくれました。先生たちも大変なのに、本当にありがたかったです。

救急隊員の方やemergencyの先生たちはすぐに交代でいなくなってしまうので、一人一人に御礼を言う時間とからないのですが、本当に感謝してます。

小児科での判断

レントゲンや血液検査の結果を小児科医が専門で判断した方が良いとのことで結局夜中の2時くらいから5時くらいまで処置した後、朝の8時過ぎまでemergencyで待機。

私も椅子でじっとしているしかなく、この待機時間はけっこうしんどかったです。

小児科へ移動した後も、1時間以上待機。恐らく先生の出勤待ち。

でも待たされるのは慣れてたのでとりあえずしばらく息子の無事を祈りつつ待っておりました。

小児科の先生からの説明によると、レントゲン結果は問題ないが、血液検査は少し気になることがあるのと、何が原因で長い痙攣が起きているのか調べないと安心できないということで、追加の検査を色々受けるために入院が必要とのこと。

心配なので私ももちろんそのまま一緒に入院することに。

個室へ移動

小児科の個室、けっこう広い

しばらくして、emergencyから通常病棟の個室へ移動。今日も寝れないと妊婦の私はかなりしんどいなと思っていたら、小児科の個室はとっても快適でした。

冷蔵庫もあるし、ベッドも広いし、トイレもちゃんと部屋の中にあって好きな時に行けました。

日本の病院のようにコンビニや売店があまりないので、カフェテリアにあるティムホートンで食べ物やコーヒーを買う程度ですが、それも無いよりはましです。

点滴や解熱剤の投与を繰り返しつつ、精密検査の結果を待ちます。

次男も起きて遊んだり、だるそうではあるものの、少し元気になり一安心。

管がたくさん足やら胸に付いているのがすごく嫌そうでした。そりゃ嫌だよね。

病院食の違い

1歳の子用にこれを出すのかい!?という感じのメニューが目白押しでした。

サンドイッチ、ビーフシチュー、コーンフレークなど

基本マッシュポテトやミックスベジタブルが多い印象(笑)

日本だと魚とか野菜が一汁三菜みたいな形で出ることが多いですよね。

バナナはほぼ毎回出る

検査結果は異常なし

精密検査の結果がでるまで48-72時間かかると言われ、またもう一泊!?と思いましたが

少し早めに結果が出て異常なし

インフルエンザの陽性ではあったらしく

それならあとはタミフルを飲ませて家で療養してくださいということになりました。

また、痙攣止めの薬も処方してもらい、やり方を確認。

こちらはわりと、スポイトや注射器みたいなものでシロップの薬を飲ませることが多く

薬の準備を親がやる必要があります。

日本だと既に計量されたシロップを溶かして飲ませるとか、あまり容量を親が気にする必要はなかった印象なので異なるポイントです。

費用と薬について

アメリカでは救急車呼ぶのに20万円くらいかかりましたが、カナダは基本的にMSPという保険で賄われるようです。入院費なども。

薬だけは全額自己負担なので、タミフルや痙攣止めを合わせると90ドルくらい(1万円程度)でした。

解熱剤はこちらは基本タイレノールというアセトアミノフェンです。こちらも30ドルくらいでした。

我が家は自己免疫力で治す、なるべく薬使わない方針ではあるものの、高熱になると痙攣の家系のようなので、熱が高くなったらすぐに解熱剤を使おうと夫婦で決めました。

やはり、子どもが病院で辛い思いをするのはもう見たくないなと…

熱さまシートやアイスノンみたいなものがカナダにはあまりないです。日本の製品はやっぱりいいですよね。買えばいいやと思ってましたが、アイスノン持ってくれば良かった。

あと、コンビニがすぐそこにあるわけではないので、しっかり常備しておかないといけないなと思いました。

言葉がわからないと大変

移住する際に、普段はなんとかなると思いますが、緊急事態の時は言葉がわかって本当に良かったと思います。

特に子どもの容体の説明を私からも事細かにしなければいけないし、先生からの指示もきちんと聞けないといけないので。

言葉がわからないといざという時に本当に大変だなと思います。

うちの夫は翻訳機を日本から取り寄せようとしてます。自分で英語勉強する気は今のところないようです(笑)

いずれにせよ、我が家の中ではまだインフルエンザの影響が凄まじく、長男も39℃超える熱、次男もまだ薬が切れると軽く38.5℃超えてくるので余談を許さない状況ではあります。

色々と予定キャンセルなどご迷惑と心配をおかけした皆様、申し訳ありませんでした。早く元気になりたいと思います。