私は昔から知らないことを調べることが好きでした。しかし、上には上がいて、私の友人は知らないことがあると全てその場で調べるというほどの徹底ぶり!その知識欲に脱帽した記憶があります。
さて、仕事や大学の授業ではリサーチは欠かせません。子育てでも情報を調べますし、旅行に行くにも何をするにも「調べる」という行為が発生します。
「調べて終わり」ということはなく、本来は何か達成したい目標や知ることでその先につながることがあるから、リサーチをするわけですよね。
でも、なぜか調べたらそれで満足してしまう場合があります。それは、リサーチがゴールになってしまっているからかもしれません。
そして、せっかくリサーチしたのに見せ方や伝え方で損していることも…
リサーチはゴールではなくスタート
仕事においても「調べる」ことが仕事だと思っている人がたまにいますが、リサーチの結果だけ持ってこられても上司やお客様は困ってしまいます。
- 何のためのリサーチなのか?
- リサーチ結果を元に次は何をしたいのか?
- どのような判断や決断をくだしたいのか?
リサーチはあくまでゴールではなくスタートだと思い、次のアクションにどう繋げるか?を明確にした上でリサーチを開始すると、結果のまとめ方や伝え方も上手になり、仕事でも成果や評価につながります。
喜ばれるリサーチ結果の見せ方
リサーチ結果を相手が次にどのように使うか?を想像して見せ方を工夫すると「仕事できるね!」となります。
上司がお客様に提出するのか?プレゼンするのか?
競合他社との比較資料にまとめるのか?
社内での意思決定が必要なのか?
結果をスピーディーに知りたいのか?
見せ方は、相手の目的に伴い、メール・Excel・PowerPoint・図などにまとめる必要があります。
最適なツールを使うことができれば、見せ方もグンとレベルアップします。
そした、ネクストアクションが見えているからこそ、相手の必要な形に先回りして資料をまとめることができれば、期待以上の仕事に満足してもらうことができます。
喜ばれるリサーチ結果の伝え方
伝える際には、結論ファーストを心がけましょう。そのためには、やはりリサーチを何のためにしているのか?という目的の把握が大切です。
リサーチした詳細をだらだらと伝えられても「で?何がわかったの?」ということになりかねませんので、「リサーチした結果、〇〇ことがわかり、✖️✖️という判断ができます」など一文で簡潔に伝えましょう。
その後、質問があれば細かい結果の詳細を説明することが求められます。
なお、詳細説明のための準備ももちろん大切です。結論はうまく伝えたけれども、質問には論理的に答えられないとなってしまうと、そもそもリサーチした内容が正しいのか?と疑われることになり信頼性を失ってしまいます。
リサーチした際に、どこで、どのように、どれだけのリサーチを行ったのか?といった具体的な参照元・方法・数字などもきっちり伝えられるようにしておきましょう。
まとめ
リサーチの目的、何のためにリサーチしているのか?相手はリサーチ結果から何を求めているのか?を把握することで、最適な見せ方や伝え方が見えてきます。リサーチすることをゴールにするのではなく、何か次のアクションのスタートだと思って取り組んでみましょう!