ソメイヨシノの後にも、違う品種の桜が満開で道を歩いていると楽しい季節ですね。花を育てるのは苦手ですが、見るのは大好きです(笑)

さて、最近は広報部隊をチーム化していくにあたり、プレスリリースを書いてもらい添削する機会が多くなってきました。

プレスリリースに書く時に重要なことは、以下の3つの視点だと思っています。

①内容に社会性や独自性があるか?

②タイトルは具体的でわかりやすいか?

③アプローチ先メディアが必要としている情報か?

少し詳しくまとまてみます。

①社会性と独自性

プレスリリースはメディアの皆さんに向けて送るもの

メディアの皆さんはどんな情報を必要としているかというと、社会的に意義のある情報です。

つまり、会社の宣伝や広告ではないということです。

商品やサービスを作る時は必ず開発理由や想いがあるはずです。

なので、その部分をきちんとストーリーとして入れることができれば社会性もあり(金儲けのために作ってます!という人を除く)、他とは違う差別化された内容のプレスリリースを書くことができます。

②タイトルの具体性

プレスリリースを読むか読まないかの判断は、おそらく雑誌と同じで「タイトル」と「写真」で決まると言われています。

タイトルがわけわからないと記者の人に読んでもらえないので、具体的にわかりやすいタイトルをつける必要があります。

具体的というのは、

誰がいつ何をするのか?に加えて

「固有名詞」や「数字」を使って表現します。

また、専門用語を使うとわかりづらくなってしまうので小学校6年生でもわかるように書きましょう

と言われます。

私はIT企業の広報を担当させてもらうことが多いので、この「わかりやすさ」はいつも課題です。

IT用語はもちろん、形のないサービスをどうわかりやすく伝えるか?は人に話しながらどんどん伝えかたや言葉を精査していくようにしています。

先日、テレビ番組のスタッフ方に「スタートアップ」という言葉を使ったら「それは視聴者がわからないので変更したい」と言われました。

なるほど、もう一般用語になってるかな?と思っている言葉も媒体によっては違うんだなと改めて感じました。

③アプローチ先の必要な情報

どのメディアに出すのか?によってコミュニケーションの仕方がか変わるなと思います。

テレビは若い世代はもうあまり見ていないといいつつも、テレビとSNSは話題性では連動していることも多いです。

雑誌は対象としているターゲットが絞られていることが多いですが、数ヶ月先の企画に対してアプローチしていく必要があります。

WEBメディアは比較的取り上げられやすいのと、ネットやSNS上での拡散もされやすいです。

新聞は毎日発刊されているのでBtoCの場合は絶対にアプローチすべきメディアだと思います。

BtoBの場合は、業界紙にアプローチすると取り上げられやすいですし、ターゲットとする読者も自社がアプローチしたいユーザーに近いのでこちらもアプローチすべきだと思います。

アプローチ先が欲している情報提供ができれば掲載の確率が高くなります。逆に欲していない情報を渡しても意味がないということですね。

(だからこちらの言いたいことだけを入れた広告宣伝になってはいけないですが、つい忘れがち)

プレスリリース配信サービスに投稿したところで、大手企業でない限りすぐに取材にはつながらないのでコツコツ直接アプローチすることが大切だなと思います。