先週、長男と次男の小学校で、Teacher and Parent Conference(保護者面談)がありました。我が家は、バーナビーという市の公立小学校に通っています。
面談の時間は、ひとりにつき10分。日本の個人面談に比べるとかなりコンパクトです。それでも、家では見られない子どもたちの姿や勉強の進め方などを教えてもらえて、帰り道は心がぽかぽかしていました。忘れないうちに、記録として残しておきたいと思います。

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今年の息子たちのクラス
長男はGrade 4、次男は今年からKindergartenに通い始めました。
長男のクラスはなんと29人の大所帯です。Grade 4になると、最大30人をひとりの先生が見ることになるそうです。29人の個性あふれる子どもたちをひとりでまとめる先生には、本当に頭が下がります。
一方、次男のKindergartenは15名ほど。まだ学校生活に慣れていく時期なので、先生の目が行き届きやすい人数なのはありがたいなと感じています。
しかも次男の担任は、長男がKindergartenのときにお世話になった先生です。カナダでは、Kindergartenの先生はずっとKindergartenを担当することが多く、毎年学年が変わる日本とは少し違います。我が家のことも長男のこともよく知ってくれている先生なので、親としてはとても心強いです。
先生によって、こんなに違う
次男のクラスでは、毎週金曜日に「Family Read」という時間を設けてくれています。保護者や家族が教室に入って、1週間の子どもたちの様子をスライドショーで見せてもらったり、みんなで一緒に本を読んだりする時間です。
学校でどんなふうに過ごしているのかを、自分の目で見られる貴重な機会です。子どもにとっても、家族が教室に来てくれるのはうれしいようで、毎週楽しみにしています。
ただ、こうした取り組みをするかどうかは、先生に委ねられています。やる先生もいれば、やらない先生もいます。
つまりカナダでは、授業の進め方も、保護者とのコミュニケーションの取り方も、先生によって本当にまちまちなのです。教科書がないこともあって、先生ひとりひとりの裁量がとても大きいと感じます。だからこそ、どんな先生に出会えるかで、子どもの1年はもちろん、親の安心感も大きく変わるのだと実感しています。
教科書のないカナダの授業
カナダの学校には、日本のような決まった教科書がありません。授業は基本的にプリントを中心に進めているようです。
そしてもうひとつ、カナダの学校でとても大切にされていると感じるのが、感情との向き合い方を教える時間です。
怒り、悲しみ、落ち着いている状態など、気持ちを色で分けて、「このゾーンにいるとき、自分はどう感じているのか」「そのとき、人にどう伝えたらいいのか」を学んでいます。自分の気持ちを整理する方法や、相手とのコミュニケーションの取り方を、小さいうちから練習しているんですね。
正直、これは大人でも難しいことです。私自身、仕事でも家庭でも、感情をうまく言葉にできずにモヤモヤすることがあります。
負の感情があるのは当たり前。だからこそ、それをなかったことにするのではなく、どう受け止めて、どう対処するかが大切なんだと思います。それを子どものうちから意識できる環境は、とても素敵だなと感じています。
長男の面談:「Happyの爆弾みたい」
長男の担任の先生からは、まずこんな言葉をもらいました。
「明るくて元気で、良いお友達に囲まれていますよ」
そして驚いたのが、セルフレギュレーション、つまり自分の気持ちをコントロールする力がしっかり身についているということ。お友達とのいざこざがあっても、怒りをコントロールして、相手に言葉で伝えられているそうです。まさに、学校で学んでいる感情の扱い方が、ちゃんと身についているんだなと嬉しくなりました。
学習面では、英語の読み書きと算数についてお話がありました。
算数は得意とのこと。家では日本の七田式のプリントで、日本語と算数を続けているので、その積み重ねが少しずつ実を結んでいるのかもしれません。毎日コツコツ取り組んでいる長男を、褒めてあげたいです。時には、怒られ、泣きながらやむてることもありましたが、今ではだいぶ習慣化でき、最近自らびっちりかけ算をノートに書き始めたり、本当に算数は好きなんだなと感じました。
一方で、英語のReading comprehension(読解)は、まだ伸びしろがあるそうです。家でも一緒に本を読んで、その内容について話してあげるといいとアドバイスをもらいました。文章を書くときは、文を区切る練習ももっとしていくとのことでした。(一文がやたら長い…)
先生は「彼との読み書きの時間を楽しんでいます」と話してくれて、最後にこう言ってくれました。
「彼は、Happyの爆弾みたいな子です」
素敵な表現だ、家でもまさにそのとおりだなと思い、思わず笑ってしまいました。
次男の面談:「I'm sorry」が言えること
次男の担任の先生は、長男のときからお世話になっている先生です。そんな先生から、「明るくて、楽しそうに過ごしていますよ」という言葉をもらいました。
印象的だったのが、口笛のエピソードです。授業中に口笛を吹いて注意されたとき、怒ったりふてくされたりせずに、すぐにやめて「I'm sorry」と言えたそうです。
指示もきちんと聞けていて、授業への参加もしっかりしているとのこと。授業で描いたMonsterの絵も「とても素敵」と褒めてもらいました。
ひとつ先生が気にされていたのは、トイレに頻繁に行くこと。最初は、授業から逃げたくて口実にしているのかなと思ったそうですが、学校生活をとても楽しんでいる様子なので、念のために行っているのかもしれませんね、というお話でした。家でも少し様子を見てみようと思います。
ハッピー三兄弟
面談の最後に、先生がこんなことを話してくれました。
「お兄ちゃんも、弟くんも、そして一番下の子も、みんなハッピーで本当に素晴らしいですね」
実は三男も、Family Readの日に一緒に教室へ行ったことがありました。そのとき、自分から「Hi, I'm ○○, who are you?」と先生に話しかけて、とても社交的だったそうです。
長男、次男、そしていつか三男も。兄弟みんなを見守ってくれる先生がいることは、カナダで子育てをする私たちにとって、本当にありがたいことです。
「この兄弟をみんな担当できて嬉しい」と言ってもらえて、親としてこれ以上ない言葉でした。
10分間の面談を終えて
カナダに来てから、子どもたちは言葉も文化も違う環境で、毎日がんばっています。親としては、ちゃんと馴染めているかな、困っていないかなと、心配が尽きないのが正直なところです。
でも今日の面談で、それぞれが自分らしく、楽しく学校生活を送っていることがわかって、本当にホッとしました。
勉強のことはもちろん大切です。でもそれ以上に、自分の気持ちと上手に付き合えること、お友達と関わり合えること、そして毎日をハッピーに過ごせていること。それが何よりの成長なんだと、改めて感じた10分間でした。

