プロダクト開発の仕事をしていると、何度も思う瞬間があります。

私たちはいま、Ambiguity: 正解のない課題に向き合っているのだと。

どれだけ調べても、どれだけ議論しても、

「これが絶対に正しい」という答えには辿りつきません。

曖昧な霧の中で、最終的には自分で区切りをつけ、決断し、前に進むしかない。

この「区切り」と「判断」が、正直いちばん難しい。

そして、いちばん苦しい部分でもあります。

判断を誤れば時間もリソースも失われてしまう。

その怖さを抱えたまま、でも何かを進めるためには決めなければいけない。

だからこそ私は、

できる限り最良の判断ができるように、調査し、比較し、考え抜きます。

必要な資料を読み込み、細かな条件も全部洗い出す。ChatGPT の力も大いに借りながら。

それでも「これでいいのかな」と不安に思う時はあります。

確証はないけど、自信を持って前に進めなければいけない瞬間もあります。

正解がない世界で働くというのは、そういうことでもあります。

それでも、考え抜いた上で自分の意見をまとめ、

「私はこう考える」と説明できるようになること。

これが、この仕事においてとても大事なことだと感じています。

なぜなら、曖昧な状況を前にしても、

自分の考えを言葉にできる人がプロジェクトを動かすからです。

誰かが最初の道を示さなければ、チームは動きません。

私は、プロダクト開発でも、広報PRでも、その役割を担っていると思っています。

そして、これは少し話がそれるかもしれないのですが、

私はこの「答えのない世界で考え抜く力」を、

自分の子どもたちにも身につけてほしいと願っています。

残念ながら、日本の教育は“正解を当てる”ことが中心で、

曖昧な問いに対して自分の意見を導いたり、

背景や根拠を踏まえて考えたりする機会は多くありません。

でも社会に出た瞬間に求められるのは、

むしろ“正解のない問いにどう向き合うか”です。

その差はとても大きい。

だから私は、家庭の中でどうやってその力を育てられるかを、いまも探しています。

何が正しいのか、どの方法がいいのか、まだよく分からないけれど、

少なくともメンタルの強さと、自分の考えを自信を持って伝えられる力は

身につけてほしいと強く思っています。

迷いながら、悩みながら、時に自信をなくしながら。

それでも前に進むしかない。

プロダクト開発でも、広報PRでも、子育てでも、

私はいつも曖昧さと向き合いながら道筋を探している気がします。

その先にあってほしいと願うのは、

誰かの生活が少し良くなる未来。

お客様がつくった良い製品やサービスが世の中に届いて、誰かの日常を少し良く、少し楽に、少し豊かにする。

私はその未来を見たいから、今日も曖昧さの中で考え続けています。

明確な答えはなくても、道筋は必ずつくれると信じて。

それが、私の役割だと思っています。