1月があっという間に過ぎ去り、2026年も残すところ11ヶ月ですね(笑)
プロダクトロードマップを作った際に、これはもう1人採用する必要があるね!ということで、プロダクトチームを拡大するために採用を始めたのですが、改めて「カナダの就職市場は本当に厳しい」と実感しました。
ジョブポストを出してから、わずか数時間で応募が一気に集まり、気づけば100件近い応募が!

もちろん、その中にはジョブディスクリプションに合致していない人も少なくない。
ただ、それ以上に驚いたのは「条件に合致している人がかなり多い」という事実でした。
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マーケティングより、商品開発人材が集まった理由
今回は、マーケティングとプロダクト両方の募集があったが、結果的にマーケティング畑の人よりも、商品開発寄りのバックグラウンドを持つ人のほうが、より良い候補者が多く集まったのは以外でした。
おそらく理由はシンプルで、
今回求めている役割が「物理的な商品開発」に近く、スコープが比較的限定されていたから。
マーケティングはどうしても守備範囲が広く、経験の幅も人によって大きく異なる。
一方で、商品開発はやること・考えることがある程度明確なので、ジョブディスクリプションとのマッチ度が高くなりやすいようでした。
面接で用意した3つの質問
最終的に2人の候補者と私は二次面接することになり、私が用意した質問は以下の3つでした。
- Tell us about a time you had to move a product forward when information was incomplete or stakeholders disagreed. What did you do or what would you do?
- Tell us about a time when a supplier delivered something that didn’t meet your expectations. How did you handle it?
- When work gets busy or difficult, how do you personally stay effective and keep things moving?
それぞれの意図は、こんな感じです。
① 不完全な情報の中で、どう決断するか
1つ目は、
「情報が揃っていない中で、どうやってプロジェクトを前に進めるのか」
「利害関係者の意見が割れたときに、どう判断するのか」
プロダクト開発は、未確定のことが多く、完璧な情報が揃うことのほうが少ないし、何が正解かは自分で作っていかなければならない。
その中で、どう情報を収集し、仮説を立てて、進めるのか、その判断軸を知りたいなと思っての質問でした。
② 海外サプライヤーとのコミュニケーション力
2つ目は、私自身が日常的に直面している課題でもあります。
業者から期待と違うものが納品されたとき、
どう伝え、どう修正し、どう次につなげるのか。
特に、英語が第二言語の海外サプライヤーとのやり取りでは、
「正しさ」だけでなく、「伝え方」や「関係性」が結果を大きく左右したりもします。
コミュニケーションの仕方というのも見える質問だと思っています。
③ 忙しさやプレッシャーとの向き合い方
3つ目は、優先順位付けやメンタルコントロールについて。
スタートアップでは、
「忙しいから無理」「誰かが決めてくれる」を待っている余裕はない。
自分なりの整え方、乗り越え方を持っているかどうかは、とても重要だと思っています。
特にいっぱいいっぱいになって止まるのではなく、周りに助けを求めたり、優先順位をうまくつけたり、ちゃんと休んで寝て、体調やメンタルの管理もできるというのが仕事を任せる上でとても大切です。
「私の下につく人」ではなく、「並んで走る人」
今回の採用で一番大事だったのは、
「私の下についてもらう人」ではなく、
私と同じようにプロジェクトをリードできる人を探していた、という点でした。
リーダーシップも、判断力も、実行力も、かなり幅広いスキルが求められます。業務を説明していて思いますが、プロダクトのアイデア出し、市場調査、ビジョン、コンセプト、プロトタイプ、DFM、Go to market戦略、ローンチ後のレビュー、問題の洗い出しと改善案策定、さらにはパッケージのデザインや特許出願、値付けや利益の計算、などなどまで全部やってるので、すごく幅広い。私自身も、この3年で恐ろしく色々なことを学ばせてもらっております。
2人とも素晴らしすぎる候補者だった
正直に言って、2人とも本当に素晴らしい候補者でしま。
- 1人はデザイン畑出身で、プロダクト開発に直結するスキルを持っている
(これは、私自身が持っていない強みでもある) - もう1人はプロジェクトマネジメント畑出身で、中国語も堪能
(中国の業者とのコミュニケーションを考えると、非常に心強い)
このレベルの人材が、数十人のスタートアップの採用で最終候補に残るのか!
そう考えると、「カナダの企業は本当に恵まれているな」と感じました。
日本では、中小企業がこのレベルの人材を採用するのは、なかなか簡単ではないなと思います。
最後は、スキルではなく「チームの方向性」
難しい判断になるのは間違いありませんが、最終的に決め手になるのは、やはりチームに合うかどうかだと思います。
エネルギー、雰囲気、価値観。
どんなにスキルや経験があっても、人としての在り方が合わない人とは、長く一緒に仕事はできないです。
ただ幸いなことに、今回は2人とも人柄もとても良い。
だからこれは、「どちらが上か」ではなく、
「チームをどの方向に連れていきたいか」の判断なのだと思います。
採用は難しい。でも、やっぱり楽しい
採用は、正直エネルギーがいるし、簡単ではないなと思いました。レジュメに目を通して、その人からの質問にも答えなければならないので、私自身も色々と振り返って自分の話しをする機会になります。
それでも、新しい人がチームに入ってくることを想像すると、やっぱりワクワクします。
チームは、人でできている。
そして、その人選一つで、プロダクトも、カルチャーも、大きく変わる。
だからこそ悩むし、だからこそ面白い。
そんなことを改めて感じた、今回の採用プロセスでした。

