7月は私と長男の誕生日の月で、今年、私は43歳になりました。いつも誕生日の度に、今年はどんな年にするかといったことを書いていたりするのですが、今回は少し趣向を変えて、AIにインタビュアーになってもらい、この1年、そしてこれからのことを聞いてもらいました(笑)

Q. お誕生日、おめでとうございます。今年はどんな風に過ごされたのですか?

ありがとうございます。今年は夫からのプレゼントで、ウィスラーへ2泊3日の家族旅行に連れて行ってもらいました。バンクーバーから車で約2時間ほどの場所です。3歳、5歳、9歳の3人の子どもたちも一緒に、家族みんなでゆっくり過ごす、とても贅沢な時間になりました。

Q. ウィスラーとはどんな場所なのですか?

ウィスラーはバンクーバーオリンピックが開催された街でもあります。山の上に小さくて可愛らしい街並みが広がっていて、レストランやお店、ホテルやコテージがたくさん立ち並んでいます。自然と観光地としての賑やかさが同居している、不思議と落ち着く場所なんです。

バンクーバーオリンピック
7月だけど山なのでまだまだ肌寒いビレッジ

Q. 今回の旅で印象に残っていることは?

晩ごはんにオイスターバーと鉄板焼きを堪能したのですが、これがもうとても贅沢な時間でした。私と息子のダブルバースデーなのでちょっと奮発です。

それから家族でトレインレックというトレイルを歩いたことも印象的です。脱線した列車がそのままアートとして残されているスポットで、子どもたちも興味津々でした。

トレイルの途中に怖い吊り橋が!
脱線した車両はアートに

Q. 実は以前にもウィスラーに行かれたことがあるとか?

カナダに来たばかりの頃、夫と喧嘩をして部屋に戻った時、IKEAの袋に足を引っかけて転んでしまい、右肩をカウンターに強く打ちつけて骨折してしまったことがあります。利き腕だったことに加えて、当時はまだ次男が小さくて授乳中だったので、本当に大変な時期でした。そんな中でも気分転換にウィスラーへ行ったのですが、正直なところ、ほとんど記憶がないんです。それだけ大変だったのだと思います。驚いたことに、その時はまだ三男がお腹にいた頃で、今回の旅は三男にとって実質初めてのウィスラーでした。三男が生まれてもう3年、しっかり歩いて、食べて、遊んで、月日が経つのは本当に早いなと感じました。

Q. カナダに来られてもうすぐ4年になるそうですね。当時を振り返っていかがですか?

もうすぐ4年が経とうとしています。今ではすっかり慣れて、日本に帰国しても、早く家、つまりカナダに帰りたいと思うようになりました。振り返ると、特に親族や友人がいたわけでもなく、行ったこともない土地によく移住を決意したなと自分でも思います。今の自分に同じ決断ができるかというと、おそらくできないだろうなという気がします。当時は本当にがむしゃらでした。骨折しながら大学の授業についていき、妊娠中に加えて1歳半の子どものお世話もあり、5歳の子どもが右も左も英語もわからない学校に馴染むのをサポートしながら、日本の仕事もリモートで続けていました。よくやっていたなと思います。

Q. 今はどんなお仕事をされているのですか?

今のカナダの家庭用浄水器の会社で正社員になってから、もう2年くらい経ちます。担当している商品開発や改良のプロジェクトはやることが盛りだくさんで、今でも面白いと感じています。

社長直下で責任を任せてもらえるのも、やりがいがあります。個人の時よりも、組織の中の方が大きな仕事ができるという面白さもあります。

私が携わっているのはBtoC商材で、デジタルマーケティングやDTCブランドとしての戦略、さらに北米やイギリスなどとの貿易の部分もあり、カナダの大学で学んだグローバルビジネスの知識を存分に活かせているのはありがたいことです。

パッケージデザインや3Dプリンタ、CADや図面、特許申請といった、IT業界にいたら縁がなかったであろう分野に挑戦できるのも面白いところです。私よりも年下の若手社長がAIに積極的なので、分析や資料作りにAIを使いながら、恐ろしいスピードで仕事が進んでいきます。

Q. お仕事の面白さはどんなところにあるのですか?

モノづくりはなかなか複雑で大変なのですが、形になった時の嬉しさは格別です。私はもともと飽きっぽい性格で、好奇心旺盛なので、常に自分が成長できていたり、新しいことを知れたりするのが楽しくて仕方ありません。

今は商品開発のフレームワークやパッケージデザイン、メッセージングを体系化することや、会社の商品の利益率を改善することなど、会社全体の戦略に直結する仕事もしています。

新商品では、日本のメーカーさんにも開発を依頼できて、日本とカナダの架け橋になるという目標が一つ実現できそうで大変嬉しく思います。

小さな会社なので1人がカバーする範囲は恐ろしく広いのですが、それもまた飽きなくて良いところだと思っています。

昨年ローンチした新商品のシャワーフィルター

Q. ご自身の強みについて、気づいたことがあるそうですね?

私はもともとカスタマーサポートから始まり、マーケティングやPRを経て、今は商品を作る側の仕事をしています。振り返ると、どんどん上流に移行してきていて、作ることから売ることまでを一気通貫で橋渡しするのが、実はすごく得意なんだと気づきました。

本当にいい商品を作っている会社が、もっと世の中に出るべきだと思っています。でも、いい商品を作れる人と、それを広めて売れる人は、大概違うスキルを持っていることが多いんです。この橋渡しがうまくいかないことで、機会損失が本当に大きく生まれてしまう。だからこそ、この経験や知識を、いつか他の会社のお役にも立てたらいいなと思っています。

Q. 仕事だけでなく、ご家族との時間も大切にされているそうですね?

誕生日の振り返りのつもりが、仕事大好き人間なので、つい仕事の話になるとたくさん書きたくなってしまいます。とはいえ、子どもたちや家族との時間は絶対に譲れません。今の会社は定時にきっちり帰らせてもらえるので、それは本当にありがたいことだと感じています。午後4時半以降は家に帰って、子どもたちとご飯を食べます。今は夏なので、公園に行ったりプールに行ったり、平日でも遊びに出かけられるのが嬉しいところです。

Q. お子さんも、今年成長を感じる出来事があったそうですね?

長男はダイエットを頑張っていて、今年の夏は本当に痩せてかっこよくなりました。筋力もついたので、足が速くなったり、サッカーが上手くなったり、成長を感じる場面がたくさんあります。

9月からはGrade3が終わってG4になるなんて、まだ信じられません。とにかく明るくて賢くていい子なので、クラスでも人気者ですし、お友達のお母さんたちからも人気で、長男だけよく遊びに連れ出してもらったりしています。なんでこんな面白い子がクソ真面目な私から生まれたのか、夫の血なのかなと、いつも不思議に思っています。

次男は、9月からキンダーガーデンに入学するので、長男も同じ学校に通い始めます。長男がカナダに来た時の年齢になったのかと思うと感慨深いです。

三男は、カナダ生まれなのに、ものすごく日本語が上手いので時々感心させられます。

「ママ、こうじげんばはあぶないんだよ、だからきをつけてね」とか急にいってきたりするので面白いです(笑)

Q. 誕生日プレゼントは3Dプリンタだったとか? はい、私自身へのプレゼントとして3Dプリンタを選びました。仕事で使ってるうちに、趣味でもプリントしたい!となり、今はおもちゃや家庭で使える便利グッズなどをプリントして楽しんでいます。Bambu Labのプリンタほんとにオススメです。

数字のパズルを印刷

Q. 最後に、43歳の白木さんはどんな年にしたいですか?

本当にありがたいことに、環境や人に恵まれているなと感じます。この年になってまだまだ新しいことにチャレンジしたり、学んだりし続けられることにも感謝しています。

ただ、やりたいことを全部やる、みたいに欲張っていた時期もあったのですが、今年はどちらかというと、本当にやりたいことに集中して、余計なことを削ぎ落としていきたいなと思っています。もっと知識をつけなきゃとか、カナダの永住権を絶対に取らなきゃとか、未来を設計しなきゃというプレッシャーを一旦全部手放して、今の仕事やカナダで家族と過ごす時間を楽しむことに集中できたらいいなと思っています。