カナダの夏ももうすぐ終わりに近づいています。バンクーバーはこれから雨の季節がくると思うと少し憂鬱です。

マーケティングとオペレーションの視点の違いについて今日は書いてみたいと思います。

中国の製造業社からきた製品のサイズが本来のサイズと違うというトラブルが発生しました。私は製品開発部門にいるので、このトラブルをQCの担当者から聞いた時は正直かなりショックでした。

選択肢は、2つ。すでに船便で発送されているので、製品の説明を変更して販売するか、業者に差し戻して再生産を待つか。後者の場合は、製品の発売は大幅に遅れます。

COOに報告したところ、すでに発送されているから説明書きを変更し、業者には値引きなどで対処してもらって、製品は発売しましょうという判断になりました。私もそれが良いかなと思いつつも、せっかく市場調査をして仕様を決めた製品だったので、CMOにも相談にいきました。

CMOは、市場調査した上でその製品のサイズにしているわけだし、なぜこちらが製造業社側のミスに合わせないといけないのだろうか?突き返して再生産してもらうべきでは?となりました。

オペレーション側からすると、再度業者とのやり取りをしなければいけないので、せっかく発売できる商品が手元にくるのに余計なやり取りが増えてしまうという懸念がありました。

しかし、マーケティングからすると、満足していない製品を世の中に出すことが本当に正しいのか?という疑問があります。

今回は、最終的にはCEOの判断になるのですが、チームによって違う視点をもっているので、これぞチームワークだと全員が思いながら仕事をしていました。

プロダクトディベロップメント、マーケティング、オペレーションと3チームがしっかり連携できてこそ、良い製品を世の中に出していけるんだなと改めて感じます。

仕事は1人ではできません。違うチームの人の意見を聞き、取り入れることは、世のため人のための仕事において非常に重要だと思います。