もう9月になり、バンクーバーにも秋が訪れました。空は灰色がかり、肌寒くなってきました。息子は2年生に進級し、新しいクラスでの生活を楽しみにしています。
今日は、ビジネスにおけるメッセージングについて、私が重要だと考えることを書きたいと思います。最も重要でありながら最も難しいのは、メッセージをシンプルに保つことです。
英語には”Short and Sweet” という言い回しがあります。直訳すると、「短くて簡潔だけど、効果的で好ましい」となります。
直訳すると長いのでこれも短く日本語で伝えるにはどうしたら良いか考えると面白いですね。翻訳もまた少し異なりますが、言葉の選択のスキルが必要ですね。
言葉をよく考え、余分なノイズを取り除くことが必要です。このメッセージの簡略化に力を注ぐことは、採用プロセス、マーケティング、広報、セールスピッチなど、ビジネスシーンでのコミュニケーションが必要なほぼすべての側面で最大の成果を得るために、やる価値のあることだと思います。
では、どうしたらシンプルにできるのか?
今ならChatGPTにお願いするのも一つの手かもしれません。
しかし、プロンプトとしてインプットする内容はとても大事なので、まずは自分たちが伝えるべきことを箇条書きで整理してみると良いのではないかと思います。
また、繰り返しをなくす、短い言葉に置き換えるといった作業を繰り返します。
参考になるのは、新聞や雑誌の見出しでしょうか。限られた文字数の中に、かなりの情報が詰まっています。広告のキャッチコピーなども同じように、言葉を削ぎ落としてシンプルにしています。
短く端的にすることでインパクトが出て、印象にも残りやすくなります。
結局、発信するメッセージは「人に伝わる」ことがなければただの雑音の一つになってしまいます。
ぜひ、シンプルなメッセージにすることに時間をかけてみてください。