晴れた6月の土曜日、今年も無事にダンスリサイタルが終わりました。場所はバンクーバーエリアのコキットラムという場所にある小さなシアター。
2年目の参加となった今回は、長男(7)に加えて次男(4)もデビューし、我が家にとって特別な節目のリサイタルとなりました!

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長男の挑戦と達成感
昨年、初めてHipHopのクラスに参加した長男は、今年はさらに「ブレイクダンスにも挑戦したい!」と自ら希望し、火曜日に2時間連続で2クラスに通うことになりました。疲れる様子もありましたが、一度も「行きたくない」と言うことはなく、ダンスが本当に好きなんだなと感じました。
ブレイクダンスは、体格的にも最初は苦戦していて、前の年からやっている子たちとのレベル差を感じ、「リサイタルには出たくない」と言っていたことも。それでも自分から筋トレを始めたり、家で練習を続けたりと努力を重ね、先生からは「クラスの中でも一番いいムーブをしている」「技を連続で自然に出せている」と褒めてもらえるように。
本番はとても楽しかったようです。表情は少し硬かったけれど、本人は心から楽しんでいた様子。2回目の公演では、技の途中で靴が脱げるハプニングもありましたが、最後まで踊りきった姿には成長を感じました。
HipHopでは「Men in Black」のサングラスを直前に紛失し、少し見せ場が減ってしまったのが残念。でも演目のトリを見事に務めました。1回目は他の子のミスに引っ張られてしまった部分もありましたが、2回目はしっかりとやりきってくれました。
フィナーレの「The Greatest Showman」の曲では、本当に楽しそうに踊っていて、終演後は「さびしい」「みんなと連絡先を交換したい」と話し、今もYouTubeでずっと曲を聴き続けています。来年もブレイクダンスを続けたいとのこと。「先生が同じ人だといいな」とも話しています。
次男の大きな一歩
そして今回、何よりも大きな成長を見せてくれたのが次男でした。
クラスに通い始めた当初は、毎回泣いてしまって「ママが一緒じゃないとイヤ!」と私も一緒に踊っていた日々。おむつもまだ外れていませんでした。
そんな中、先生が「泣いていても置いていって大丈夫です」と言ってくださり、少しずつひとりでクラスに参加できるように。その頃からおむつも外れ、それが本人の自信にもつながっていきました。
クラス中はまだ集中力が続かず、スタジオをうろうろすることも多かったですが、若いアシスタントの先生がかわいいと大好きに。眼鏡の先生のことも「好き!」と話しており、「Rainbow arms, bounce bounce」の動きを楽しそうに家でも披露していました。
本番前のリハーサルでも自由気ままで、正直「これはステージ無理かも…」と不安に。でも先生たちが横で一緒に踊ってくれて、いざ本番ではしっかりステージに出て、最後まで泣かずに踊り、戻ってきたのです!
たくさんの人を前に、舞台の真ん中でずっと最初のフリを永遠にやっていて(かわいい)振り付けはめちゃくちゃでしたが、それで良いのです。
終演後、「ぼくダンスできたね!」と誇らしげに話していた姿が、本当に印象的でした。
ダンスは人生の縮図
今回は1日3回の公演。朝は次男、午後は長男が2回出演。
子どもたちも先生たちも本当に大変だったと思いますが、それでも一人一人が本番に向けて全力を尽くし、ステージで輝く姿に、胸がいっぱいになりました。
私は朝から晩まで会場にいてヘトヘトでしたが、それも含めて忘れられない1日となりました。
ダンスの良いところは、スポーツと違って勝ち負けがないこと。
ひとりひとりが主役になれて、自分らしく輝ける場所があるということです。
そして…
目標に向けて努力する力 人前で表現する度胸 先生の動きを観察し、真似て学ぶ力 自分の課題を認識し、練習で克服する力
それらはすべて、勉強や仕事にもつながる「人生で必要な力」だと感じます。
本人たちが「楽しい」と思いながら、こうした経験を積み重ねてくれたら、それだけで十分。これからも、自分のペースでダンスを続けてくれたら嬉しいです。
次のリサイタルも、また楽しみです。
また1年後、どんな成長を見せてくれるのか…今からワクワクしています。