出産後、無事退院しまして、兄弟の初対面の日。上の子は、「なんだか緊張しちゃう」と家の中でソワソワしていたようです。いざ、赤ちゃんを前にすると「赤ちゃん産まれてる!かわいい」と言って、いい子いい子したり、チューしたり、「赤ちゃん、産まれておめでとう」と言ってくれたり、可愛がってくれていて一安心でした。

ただ、やっぱりちょっとジェラシーがあるみたいで、パパが赤ちゃんを抱っこしてるといじけてみたり、ママがオッパイを飲ませている時に「ママに歯を磨いてほしい〜」とやはり環境の変化や赤ちゃん返りのちょっとした兆候があるなと感じます。

ただ、赤ちゃん返りの時の接し方次第で子どもの自己肯定感に影響があるようです。

子どもにとって大切な赤ちゃん返り

赤ちゃん返りするというのは、親にとっては大変な状況だし、ない方がよいのですが、子どもにとっては大切な症状のようなんです。

それは、親の愛情を試すことで自己肯定感を高めるということ。

親が「お兄ちゃんなんだから自分で〇〇しないと」はどと言って叱ったり、我慢させてしまったりするとよくない。

周りのお母さんたちからも、「下の子は覚えてないから、なるべくママは上の子と接してあげたほうがいいよ」というアドバイスをもらいました。

自己肯定感とは「自分の存在確認」

自己肯定感は何かができるからすごいというわけではなく「あなたはあなたのままで素晴らしい」という「存在承認」の欲求が満たされていることになります。

赤ちゃんのように何もできなくても、自分の存在は大切であるということを認識したいから「赤ちゃん返り」をするのだそうです。

「これができなくても、自分は大切な存在」だと思えるからこそ、できないことに対しても前向きに取り組んでいこうという気持ちになります。

自己肯定感は、赤ちゃん~3歳くらいまでに受かる「親の無条件の愛情」によって育まれるそうです。

大人になっても自己肯定感は大切

大人でも自己肯定感が低い人が多いといわれています。学校や会社だけでなく、SNSなどでも他人と比較して評価する機会が多くあり、「これができないから自分はダメ」とどんどん自己肯定感が低くなってしまう傾向にあるのだと思います。

私も20代の口癖は「ダメだ〜」だったんです。自分では気づいてませんでしたが、コーチングを受けた時に口癖だよねと言われて初めて気づきました。

知らぬ間に、他人と自分を比べて、できない自分を責めていました。

「あなたはあなたのままで素晴らしい」という言葉をかけてもらって、それを自分で受け入れられるようになって初めて「自分は自分のままでいいんだ」と思えるようになり、できないことへのチャレンジを前向きにできるようになりました。

子どもを産んでからは、人は生まれてきただけでも奇跡だなと思うようになり、どんな人でも絶対に生まれてきた意味があって、価値があると感じます。

自分が産まれてきた時、両親はどんな気持ちだったのか、どれだけお世話してくれたのか、どれだけ愛情を注いでくれたか、想像してみると自分の存在価値をありのままに認められるのではないかと思います。

どんな時も、どんな人にも価値がある。