中間試験があるので、異文化コミュニケーションコースの学びをまとめます。マークシートの選択問題が40問、ケーススタディが4問、エッセイが3問と、2時間たっぷりかかりそうな内容です。
1番気掛かりなのがスペルミス!パソコンを使っているとスペルミスを注意してくれるので、手書きだとスペルできないのがバレてしまいますね(笑)
Contents
異文化コミュニケーション能力に影響する要素
- Technological imperative : テクノロジー
- Global imperative : グローバル
- Peace imperative: 平和
- Self-awareness imperative : 自己認識
- Interpersonal imperative : 対人関係
今や世界はテクノロジーの力でつながり、経済はグローバル化しているので異文化コミュニケーション能力は必要不可欠になりつつあります。
また、他文化を理解し、尊重する平和に対する意識や自国文化や自分自身に対する理解や認識を深めることは、対人関係が多様化する中で重要になります。
コミュニケーションの特徴
- Symbolic : 象徴的
- Interpretive : 解釈できる
- Transactional : 双方向性
- Contextual : コンテキスト
- Process : プロセス
- Shared meaning : 意味の共有
コミュニケーションは文字・行動・物など象徴的であり、それを解釈することで共通の意味を見出すことができます。場所・社会・対人関係などのコンテキストの上で意味付けられ、変化・発展・進歩する動的な双方向のプロセスです。
Culture: 文化とは何か?
文化とは、学ぶことで身につけられる大きなグループの中で共有される解釈のことであり、人々の行動に影響を与えます。
構成要素は以下の4つです。
- Beliefs : 信念・信仰
- Values : 価値観
- Norms : 規範
- Social practices : 風習
以下の用語とは区別されます。
- Nation : 国家
- Race : 人種
- Ethnicity : 民族
文化の違いは何によって生まれるか?
文化の違いは以下の影響を受けることによって生まれます。
- History : 歴史
- Ecology : 生態系(地形や天候など)
- Technology & Media : テクノロジーやメディア
- Biology : 生物学
- Institutional networks : 公共のネットワーク(政府や公共機関など)
- Interpersonal communication patterns : 対人コミュニケーションのパターン
異文化コミュニケーションとは、異なる文化間において、コンテキストの中で、シンボルを双方向に解釈し、共通の意味を見出すプロセスのことです。
異文化コミュニケーション能力とは?
能力の要素
- Context : 対人・状況のコンテキスト
- knowledge : 知識
- motivation: モチベーション
- skills : スキル
- appropriateness & effectiveness : 適切性と効果性の尺度
能力を向上させるツール
BASICツール
Behavioral Assessment Scale of Intercultural Communication の略。以下の8つのタイプがある
- Respect : 尊重
- Knowledge : 知識
- Empathy : 共感
- Interaction management : 会話の順番
- Task role behavior : 仕事やタスクに関する行動
- Relational role behavior : グループにおける人間関係に関する行動
- Tolerance for ambiguity : 知らない、わからないことに対する耐性
- Interaction posture : 相互関係に関する姿勢
DIEツール
Description Interpretation Evaluation の略。コミュニケーションを、事実→解釈→評価(結論)に分けて考える。
文化パターンとコミュニケーション
Value orientation method
価値観が何に基づいて位置付けられているかを表す方法で、以下の6つがあります。
- Activity orientation : 行動
- Relationship orientation : 関係性
- Human nature : 人間の性質の善悪
- People and nature : 人と自然との関係
- Time : 時間の捉え方(過去現在未来)
- World : 世界の捉え方
High context vs Low context
ハイコンテクストの文化は、ストレートに表現するよりも、遠回しな表現を好み、言葉にしなくても伝わることが多く、表情もあまり表に出しません。グループの結束は強く、時間もフレキシブルで、文化的な変化もゆっくりです。
日本は世界の中でも最もハイコンテクストな文化と言われています。
一方、ローコンテキストの文化は、結論ファーストで、とにかく全てを事細かに言葉に表現し、表面に感情を出します。グループの結束はゆるく、時間や体系が厳しいです。アメリカ、カナダ、スイスなどは特にこの傾向があります。
Hofstedeの分類法
文化を以下の6つに分けて表すことができます。
- Power distance : 力関係の強弱
- Individual vs Collective : 個人主義/集団主義
- Masculinity vs Femininity : 男性的/女性的
- Uncertainty avoidance : 不確定要素の予防
- Long term vs Short term : 長期的/短期的
- Indulgence vs Restraint : 自由/抑制
特に日本は世界と比べても、男性的で不確定要素に対して予防しようとする傾向が強く、長期的に準備をする(未来に向けて貯金をするなど)数値がとても高い国です。
M-time vs P-time
時間に対して、Mono-chronic timeの文化は、物事に対して一つ一つ取り組む文化です。時間に正確で、常に順序があり、「WHEN いつ」物事が行われるかを重視します。時間は計測できるものと捉えています。アメリカの文化などはこちらです。
一方、Poly-chronic timeの文化は、物事を同時に進め、時間に対しても寛容です。いつよりも「WHAT 何に」を重視し、スケジュールよりも人間関係を優先します。アラブの文化などはこちらです。
この時間の捉え方を知らずにビジネスをしに行ってしまうと、ミーティングの時間や相手とのビジネスでのやり取りがうまくいかないことが多くあるので、十分に他国の文化を理解してからビジネスをスタートすることが必要です。