バンクーバー、10月は三連休が2回あります。来週はサンクスギビングデーでまた連休です。子どもと何をしようかな〜と悩み中です。
さて、私の大学のイノベーションのクラスでのグループワークがあるのですが、何やら新しくサービス、プロダクト、もしくはプロセスのどれかを開発し、上層部に提案するといった内容になっていました。
プロセスのイノベーションと言うのは、既存のプロセスを変更すると言うことだと思っていたのですが、先生に聞いたところ、全く新しくマーケットに存在していないサービスもしくはプロダクトを開発しなければいけないということが判明しました。
イノベーションといってもどちらかと言うと起業家的な思考であり、何か上層部に新しいサービスとして提案するというのはちょっと違うような気もするのですが、カナダの保育園問題(デイケア)について私が直面した問題を解決できるようなサービスが作れないかと言うことで落ち着きました。
そもそもマーケットに存在しないといっても、カナダにはないけど、日本にはあって、その仕組みが素晴らしいからカナダに持ってきたいっていうのもなしのようなので、それはちょっと困ったなと思います。
日本はやっぱり仕組みとしては進んでいることも多く、それらのアイディアをカナダで導入したら、もっともっと良いシステムが出来上がるじゃないかなと思います。
難しいのは、カナダは州がいくつか合わさって国を形成しています。アメリカと同じように州ごとに法律があったり、仕組みが違ったりします。日本は、国全体で政府が1つの方針を打ち立てられるのでそういう意味ではガバナンスが取りやすいと言う事はあるのかもしれません。
日本では自治体が保育園の申請を受け付けて、それぞれの子供を各保育園に振り分けますし、空き状況もある程度リストで把握できたりします。(日本にいるときはそれでも分かりづらいとぐちぐち言っていましたが)
今週は私グループメンバー皆でどのようにこのカナダの問題を解決できるのかイノベーティブなアイディアを考え、来週発表する予定です。
そもそもイノベーションとは何か?
イノベーションはプロセスだということが、この授業の中で1番主張されていました。
改善や開発していく過程と言うことなので、やはりそこには問題があって、その問題をどのように解決していくのかというアイデア発信です。
日本は、改善がすごく得意な国なのではないかなと思っています。小さな改善と言うのをよくトヨタもKAIZENとして、英語の言葉が海外でも取り上げられています。
改善と言うのはほんとにちょっとしたことでも良くしていこうという気持ちがあって、毎回それに真摯に取り組んでいく姿勢であり、日本の素晴らしいところかなと思います。
特に私は感じるのは、日本のパッケージの開けやすさ!カナダに来ても商品のパッケージが開けづらくて仕方ありません。苦痛です(笑)
日本の消費者のことを考えたパッケージ、あのどこからでも切れますよマジックカットの開発も素晴らしいです!あと、箱の点線ですよね。点線でペリペリペリって開くあの仕組みはほんとに見習って欲しいです。
カナダのパッケージはもうなんかのりでつけられた箱のへりをべりっと破る感じです。
1番嫌なのは、プラスチックでカバーされて中が見えるけど、ハサミを使わないと開けられないパッケージ。こちらでは、シェルパッケージと言うらしいんですが、手では絶対にあかないし、ハサミをつかってもどこを切ったらよいのか迷います。子供に開けられては困る物に対して使ってるのかもしれないですが、大人も開けられないです。
改善は日本人がもっとも得意とする分野ではないかと思います。もっと良くしようというこの気持ちは、世界に誇れるものがあるんじゃないかなぁと思います。
カナダに来て、不便だなぁとか、もっとこれよくならないのかなあっていうことに対して日本的な観点からアクションを起こして行けたらいいなと思っております。
(年月が経つとなじんでしまうというか、慣れてしまうのが怖いです)