カナダの小学校で息子がやってるのを見たり、私も大学の授業でやったりするのがShow and Tellです。私が思うに、これは絶対日本の教育現場でも取り入れた方が良いアプローチの一つだと思います。なぜなら、自分の意見を人前で伝える力が身につくからです。

Show and tellとは?

Show and tell(ショー・アンド・テル)は、主に英語圏の学校や教育現場で行われる活動の一つで、子どもたちが自分の好きな物や興味のある物をクラスメートの前で紹介する時間のことです。この活動の目的は、プレゼンテーションスキルやコミュニケーション能力を育てるとともに、他の人と興味や感情を共有する機会を提供することにあります。

やり方

1.物を選ぶ

子どもたちは自分の家からお気に入りのアイテム(例えばおもちゃ、写真、ペットに関するもの、本など)を持参します。

2. 紹介する

クラスの前でその物を見せながら(Show)、それにまつわる話を語ります(Tell)。

• なぜそれが好きか。

• そのアイテムの特別なエピソード。

• どこで手に入れたのか、または作ったのか。

3.質疑応答

紹介が終わった後、クラスメートから質問を受け付けることもあります。

教育的なメリット

プレゼンスキルの向上

自分の考えや意見を多くの人に伝えるという意味ではプレゼンスキルの向上につながります。特に自分の好きな物についてプレゼンするということは、他の人に自分の考えを伝える自己肯定感の向上にも繋がるのではないかと思います。

クラス全体での相互理解や交流

お互いの好きな物を知ることで、相互理解や交流の機会にもつながります。

長男はテーマが好きな「絵本」だったと思います。なぜその絵本が好きなのか?どの部分が好きなのか?を考えて伝えるというのは本当に良いワークだと思いますし、知らない絵本を知る機会にもなります。日本の英語の授業でもやったら良いですよね。スピーキング力もグッと上がるはずです。

職場など大人も使える

大学で行ったShow and Tellの資料

大人の世界でも、チームビルディングやプレゼンテーションの練習として「Show and tell」をアレンジした活動が行われることがあります。例えば、職場でのアイデア共有やワークショップのアイスブレイクとして取り入れられることがあります。

私の大学では、イノベーションの授業の際に、イノベーティブな商品を見つけてきて、それがなぜイノベーティブなのか?イノベーションの4つのP(プロダクト、プロセス、ポジション、パラダイム)について1スライドで解説するという内容でした。私はZiptopという繰り返しつかえるジップロックについてプレゼンし、見事クラス投票1位を獲得することができました!本当に素敵な商品なのでね、我が家はこれにお菓子などを入れて持ち歩いております。

Show and Tellを日本でやってるところもあるかもしれませんが、ぜひ広がってほしいなと思います!