こんにちは、キャリアアドバイザーの白木賀南子です。
私が会社員の時に、自分がお母さんになったらこういう働き方がしたいなと思っていました。
- 通勤時間が勿体ないので自宅で仕事がしたい
- 平日に休みたい(休日をコントロールしたい)
- 子どもの成長を見たい(一緒にいる時間を長くとりたい)
私と同じような理想を持っている方は多いと思います。そして、妊娠出産したら、在宅ワークに切り替えたいと思っている方も多いのはないでしょうか?ただ、子育てとの両立は大変じゃないかと悩むのも当然です。
私は、結婚・出産の前に理想の仕事環境を構築しようと思い、独立をしました。現在は、9カ月の長男を子育て中ですが、一日のほとんどの時間を子どもと一緒に過ごしています。
ただ、子どもと一緒に在宅で仕事をするには、色々と工夫をする必要があります。試行錯誤をした結果、うまく子育てと在宅での仕事を両立できるようになってきました。そこで、今回は、「子育てと在宅仕事の両立を成功させる5つのポイント」というテーマでまとめてみたいと思います。
Contents
1、子どもの「かまってサイン」には即対応
パソコンやスマホに向かって仕事を始めると、「こっちに注目して~!」と言わんばかりに、「うぇうぇうぇ」と声を出したり、泣き出したりすることはよくあります。やはり、子どもがいるとなかなか仕事に集中するのは難しいものです。
その時に「もう少しだから待っててね~」というと、余計にぐずりだし、更にそのまま放っておくと、手が付けられないほど泣きわめくことになったりします。
そうなると、余計に仕事ができる時間が減り、イライラしてしまったり、自分の気分も悪くなってしまいます。
なので、子どもから「かまってサイン」が発せられたら、仕事は中断してすぐにかまってあげましょう!
「かまってサイン」が出ているのに無理やり集中しようとするのは、お互いにものすごいストレスになります。集中できるタイミングは実は後からやってくるので、察知したら、できるだけ素早く対応することがポイントです。
子どもの集中力はけっこう短いので、5~6分集中して一緒に遊んであげると、すぐに1人遊びを始めます。たまに、これでもか!っていうほど「ぎゅーーー」っと抱きしめ続けると、「もういいよ~」という感じでうねうね体を動かして抜け出そうとして、おもちゃを求め始めます。ママにも飽きるんでしょうね(笑)
ちょっと声を出せば、対応してくれるんだ!と分かっていれば、こちらがパソコンやスマホに向かうことを嫌がらなくなります。
最近では、泣いていても私が電話をし始めると、ピタっと静かにしてくれて、出んがが終わるとまた泣き出すようになりました。
最初のうちは、この仕事を中断するということが私もうまくできず、仕事ができない!!と思ったこともありましたが、スイッチの切り替えにさえ慣れてくれば、仕事もスムーズにできるようになりました。
2、仕事を細分化してすき間時間にやる
子育て中は、まとまった時間を確保することは非常に難しいです。
最初のうちは、子どもが2時間ほど昼寝をしている間に仕事をしていましたが、だんだん昼寝の時間が短くなり、今では30分くらいしか寝てくれません。そのため、昼寝などのまとまった時間をあてにしていると、結局1日仕事ができなかったなんていうこともあります。
集中することにこだわらず、「仕事をなるべく細分化」してちょこちょこすき間時間にやるようにします。
私のやっているWEBマーケティングの仕事の中の「翻訳&ブログ記事制作」を例にとってみましょう。
大きな流れとしては、
- 元の記事確認と選定
- 翻訳記事の構成案作成
- 翻訳と写真挿入
- 記事公開とSNSシェア
この1の作業を更に細分化すると、以下のようになります。
- 元の記事候補のリストアップ
- 優先順位をつける
- 記事を読んで理解する
- 翻訳するかどうか判断する
こうしてタスクを1つ1つ細かく分けていくと、すき間時間に少しずつ進めて完了させることができます。慣れないうちは、書き出していくと良いと思います。慣れてくると自然と続きの工程から再開できるようになります。
少しずつでも、1つずつ完了していくと、仕事が進んでいることが実感でき、ストレスも少なくなります。
もし、「翻訳記事を1つ今日中に絶対アップしなければいけない」と思っていたとしたら、子どもに中断されてイライラしたり、終わらないのではないかと不安になってしまったりします。
オススメは、10分~15分くらいでできる程度に細かく作業工程を分けておくことです。
3、拘束時間も頭がフリーならアイディア出し
1日に8回以上ある授乳タイム。この時間は、スマホやパソコンを持って仕事をするわけにはいきませんが、ママはけっこう暇な拘束時間になります。また、子どもが成長したら公園など外で1人またはお友達と遊ぶ時間が増えると思います。その際も、目を離すわけにはいかないのでパソコンやスマホで仕事をすることは恐らくできないのではないでしょうか?
そういった、拘束されている時間でも、実は仕事の準備をすることができます。「頭はフリー」なわけですから、「アイディアを出す時間」にすることができるのです。
アイディアを出す時間にするためには、案件や仕事の内容を早めに把握しておくことが重要なポイントです。どういった結果や成果が必要な仕事なのかが理解できていれば、そのための準備や方法などアイディアを考えることはいつでもできます。
スマホ1台あれば、メモすることもできますし、音声で録音しておくこともできます。
私はアイディアが浮かんだら、自分にLINEを送るようにしています。グループLINEを作って、自分だけを招待するようにすれば、トークだけでなく、ノート機能やアルバムなども使うことができるのでとっても便利で、オススメです。
このように、事前にアイディアを出していれば、いざパソコンの前で仕事を始めた時に効率的に進めることができます。
4、自分の学びや行きたい場所は子どもと一緒に
育児をしていると、家の中で子どもと2人きりで育児にかかりっきりというイメージがあるかもしれませんし、実際にそうなってしまいがちです。
そこに仕事が入ってくると、益々自分のための時間を取ることができなくなります。
しかし、自分のインプットや学びが少なくなるということは、成長もなく、実績も積みにくくなってしまいます。
そこで、私はなるべく自分の行きたい場所にはどんどん子どもと一緒に行くようにしています。
赤ちゃんにとってはつまらない場所なのでは?と思うかもしれませんが、自分が学ぶ場所、例えば私の場合は「本屋さん」「図書館」「美術館」などに行くことが多いのですが、あえて子どもも連れていくことで、普段なら体験できない刺激を子どもも受けることができると思っています。
また、行きたいレストランなども諦めずに一緒に行けるか確認して、OKな場合は一緒に行って外食をします。ママがストレスを溜めないことも、子育てと在宅ワークの両立を成功させる大切なポイントになります。
5、計画は1週間でざっくり立てる
実際、仕事と育児の両立は大変です。細かく計画をしてもその通りにいかないことも多いので、1週間のスパンで計画はざっくりと立てるようにしています。
自分が一番大切にしていることから先に予定に入れていきます。
今の私の場合は、以下のような順番です。
- 子どもや家族との時間(お散歩、児童館遊び)
- 趣味の時間(フラメンコのレッスン)
- オフィスに行かなければできない仕事や対面の打ち合わせ
(子どもを連れていけない場合は、家族やベビーシッターさんに頼む必要があるので事前に日程を決める) - 完了までの時間を自分でコントロール可能な在宅でできる業務
私が独立した理由の1つは、もっと家族と自分のための時間を取りたかったからです。そのため、計画の中では意識的にその時間を先に入れるようにしています。そうしないと、仕事ばかりに追われて時間がとれなくなってしまうからです。
まとめ
- 子どもの「かまってサイン」には即対応
- 仕事を細分化してすき間時間にやる
- 拘束時間も頭がフリーならアイディア出し
- 自分の学びや行きたい場所は子どもと一緒に
- 計画は1週間でざっくり立てる
以上、子育てと在宅での仕事の両立を成功させる5つのポイントでした!子育てで時間がないからこそ、貴重な時間をどのように使うかが重要になってきます。時間がないのではなく、うまく作れていないだけです。
また、息詰まったら同じ状況にいる友人に話してみたり、既に自分の理想の仕事のスタイルを成功させている人に相談したりすることもオススメです!
ぜひ諦めずに、試してみてください!