とても久しぶりの投稿になってしまいましたが、少し早めの夏休みということで家族でニューヨークに行ってきました。私の幼馴染が住んでいるので、会いに行ったのですが、子連れ初海外で13時間の長距離便を選んだのはけっこうなチャレンジだったなと思います。
さてさて、ニューヨークって大都会という意味では東京と変わらないよね?行って楽しいの?と思う人もいるかもしれませんが、ニューヨークと東京は似ているようで全然違います。人種や文化が多様だし、最近では食も美味しくなってきました!そしてとにかく選択肢が豊富!ちなみに、野菜を食べる量は日本人を抜いてアメリカ人の方が今多いんですよ。健康志向です、今やアメリカ人の方が。
行くタイミングによって違うニューヨーク
私はニューヨークに行くのは3回目なのですが、子どもの時、学生の時、母親になった今では見る角度も全く違います。
小学生の時に親に連れていかれた時は、自分のことをアメリカ人だと思っているので、ただビルがたくさんあるところに来た!というイメージでした。(ロサンゼルスは広い庭付き一軒家がいっぱいの車移動に対して、ニューヨークは狭いビルが立ち並び、タクシーや地下鉄移動。子どもにとってはそれだけでびっくり)
学生の時は、お金があんまりないのでとにかく節約!という感じでしたが、一人で自由に、ザ・観光スポットをエネルギッシュに周って楽しんでいました。ブロードウェイのミュージカルもタイムズスクエアにあるTKTSというチケットボックスで、当日発売される格安チケットを購入するために並んでいました。
今回は、子連れ旅ということで、今までの海外旅行と違って、「やりたいことと時間や子連れで行けるルートとのバランスを考える」ということと、ニューヨークで子育てしたらどういう感じなのだろう?というちょっと生活を意識した初めての経験になりました。でも、特に移動には苦労したんです!
エレベーターって本当にありがたい
ニューヨークってさぞかし都会で設備が整っているかと思いきや、地下鉄はほとんどエレベーターがないのです。
ベビーカーは持っていかずに、現地で50ドルくらいの物を調達したのですが、とにかく階段の上げ下ろしが大変。乗り換えも階段だったりするので、かなり苦労しました。大きい駅だとエレベーターやスロープがあるところもあったのですが、私たちが泊まっていたブルックリンの駅にはなかった・・・(幼馴染の部屋がアパートの4階だったのですが、なんとそこにもエレベーターなかった。けっこう古い建物が多いエリアだったからかな。)
←現地で購入したベビーカー(英語ではStrollerと言います。Baby carじゃないので注意!)ちゃちかったけど、それなりに使えました。むこうで捨ててくるは荷物少なくて正解。しかし、トイザらスが倒産してベビザラスもなくなってしまったので、ショック!でも、同じUnion Squareの安いデパートみたいなところに売ってたのでラッキーでした。
そして、オムツ替えスペースを探すのにも一苦労。なかなかオムツ替えシートがあるトイレはないので、今回はそれを見越して持っていっていた履かせるタイプのオムツが大活躍でした!そのまま、ひょいっと外とかお店で立たせたまま替えちゃいました。(おチ〇チ〇を人前でさらしてごめんよ息子!)
東京ってちょっと歩けばエレベーターあるし、オムツ替えができるトイレも多いし、子育てするための設備は圧倒的にニューヨークより東京に軍配が上がります。エレベーター探すの大変で時間かかるし嫌だよねーと言っていたけど、設置されているだけで感謝できるようになりました(笑)キレイな授乳室とかもあるんだから、本当に素敵ですよ東京。
不便だからこそ生まれる人とのコミュニケーション
でも、不便な分、ニューヨークではみんなが助けてくれるのが当たり前で、主人がベビーカーを一人で持ち上げている時に、男性だけでなく、女性も″Do you need help?”って聞いてくれました。
東京だと公共機関とか駅員さんが「仕事」として利便性を提供してくれるのが当たり前という感じになってしまって、人同士のコミュニケーションや気遣い、助け合いっていのが日常からなくなっているような気がします。
あと、電車に乗っている時に男女問わず、うちの子に向かって笑顔で話しかけてくれるんです!″Hi, how are you?″とか、手を振ってうちの子が振り替えすと″Wow, nice wave!"とか、いっぱい話しかけてくれます。スーパーのレジのお兄さんとか″Hi buddy! Did you see the cookies? It's so good!" とか赤ちゃんをもう普通の大人ばりに話しかけてくれます。
東京だと、おばあちゃんにはとにかく大人気、次に子ども好きな女性がけっこう笑顔で話しかけてくれたりはするのですが、男性はとっても控えめに「目だけ」でアピールしてたり、無音でいないいないばあっ!をしてくれたりしています。やっぱり恥ずかしいんですかね?でも、子どもに声をかけてくれる男性ってとっても素敵だと思うし、子どものコミュニケーション能力も上がると思うんです。
もっと赤ちゃんに話しかけよう!
たまたま、行きの便で隣に息子と同い年の女の子が乗っていました。その子は、お父さんがアメリカ出身で、お母さんが日本の出身だけど、現在はタイのバンコクに住んでいるという超国際女子!(バンコクからニューヨークの直行便はないので、東京経由で24時間移動中でした。大変・・・)
その子はとにかく表情豊かだし、おしゃべりもたくさんするし、なんか日本人の子と違うな~という感じでした。聞けば、バンコクはとにかく老若男女問わず、みんな赤ちゃんが大好きで、ショッピングモールとか行くと話しかけられ過ぎてなかなか前に進めないほどなんですって!
赤ちゃんの時にたくさんの人に話しかけてもらったり、笑いかけてもらう経験ってとっても重要なんじゃないかなと思います。社会全体でコミュニケーション上手な子を育てているような感じでいいな。
日本でもぜひみんな恥ずかしがらずに、「赤ちゃんに普通に話しかける」ようにしてみたらどうでしょうか?と提案したい!
↓この写真はニューヨークの地下鉄のホーム。そういえば、エアコンもなくてめちゃくちゃ暑かった・・・東京の地下鉄は快適ですね。