今日は朝から晩まで研修の一日でした。インターン生、新入社員、中堅社員、全員と一日で話したのはもしかしたら初めてかもしれません(笑)

久々にずっとしゃべっていたのでなんだか喉がガラガラしている気がしますが、個人的に人に教えるの好きなタイプなので良い疲れを感じる楽しい一日でした。

色々話したり、社員の行動を観察して最近気づいたことを今回はまとめてみたいと思います。

報連相が大事!と言ってるのにできない社員が多いという悩みに対して、なぜできないのか?ということです。私もなんでだろう?と思っていたのですが、根本的に誰のためにやるのか?の捉え方の違いなのかもしれないと思っています。

報連相は誰のためにするのか?

ビジネス研修などで散々報連相の重要性を伝えているし、仕事の中でも何度も言っているのにできない…なぜ?と思うことがよくあると思います。

そもそも、報連相って誰のためにするのか?というところが腑に落ちていないからできないのではないかなと最近気付きました。

上司やお客様のため、相手のためにやるものと思っている人が多いように思います。でも、報連相する相手は1人ではないから、相手のためにやろうと思っていると恐らく忘れてしまったり、そもそも報連相が必要なのか?というところから考えてしまうのではないのかなと思うのです。

報連相は自分のためにする

では誰のためにするのか?それは他でもない、自分のためにすること、と捉えることが報連相できるようになるポイントではないかと思いました。

現に、私は報連相を自分のためにやっているな〜と振り返って気付きました。

自分だけで完結できる仕事なんて基本的にありません。

また、自分の判断や行動が絶対に正しいという自信もないです。

何より何かあった時に自分が全責任を取ることもできません。

だから、自分のためにも報連相をします。

報連相することで、自分の思考の整理にもつながりますが、人に自分の状況を把握してもらうことで、フィードバックをもらったり、軌道修正してもらったりすることができます。

万が一自分に何かあった時にフォローしてもらうこともできます。

会社やお客様のためにでもありますが、自分のためなんですよね。自分の信頼を失わないためにも。

自分のためなら忘れないはず

自分のためであれば忘れないし、頻度も毎回すればいいんです。変化があった時、タスクが進捗した時、完了した時、などいつでも。

報連相しすぎて怒られることはないと思います。あまり多いと返信やフィードバックがないこともあるかもしれませんし、ちょっと多いからこういう時だけしてくれればいいよといわれることがあるかもしれませんが、そうなれば「こういう時にする」がその相手に対しては明確になったので、その時にすればいいのです。

相談は雑談の延長にあり

ただ、相談というのはなかなかしづらいものなんですよね。なので、相談される側の人の関わり方も大切になってきます。

報連相といいますが、「雑相」が大事!という話しを聞いたことがあるかもしれません。

何か仕事で困ったことありますか?と聞いても、本音で話してもらえないことも多いと思います。

まだ信頼関係ができてないうちはしょっちゅうです。

なのでまずは雑談する!

雑談している中でだんだん相手のことがわかってきて、相手もあなたのことがわかってきて、そこからなんとなく相談に発展していくという感じです。

私もこれはよくやっていました。自分のチームに新しい人が加わった時や初めての人と仕事をする時など、なるべくお互いを知るための雑談から会話をスタートしていくようにしていました。特に自分の会社の人ではない人とパートナー関係を結んで仕事をすることがIT業界は多かったので、こういったコミュニケーションを大事にしてきました。

まとめ

報連相できない人には、誰のためにするのか?それは自分のためだよ!ということを伝えてあげることが大切です、ということをお伝えしてきました。

責任者や担当者になった人は、全部自分1人でやらなければならないという意識になってしまっている人もいるかもしれませんが、1人でできる人なんていません。自分の脳みそ一つで考えられることにも限界があります。だからこそ、自分のためにどんどん報連相して、自分も楽に仕事をしていってほしいなと思います。