今日は新しく入社したメンバーの歓迎会をしました。久々にみんなと画面越しではなく、顔を合わせてお話しするのはとても楽しかったです。
さて、今回は目標達成を支援する関わり方についてまとめたいと思います。
できないのは能力ないから仕方ない、やらないならやる気がないから仕方ない。私も一時期そう思っていたことがあります。
でも、それだと組織やチームは回りません。
そこで、何か目標達成をしたい!と言って動き出した相手がいたとして、その人の達成したい目標とその人の行動が伴っていなかった時、皆さんならどうしますか?
その人のことを本気で思うのであれば、はっきりと指摘をしてあげた上で、どうしたらできるのか?を促す質問をすることが時には必要だと思います。
今回はそんな相手に対してどういうメッセージを伝えれば良いかをまとめました。
やります!と言いながらやらない人に対するメッセージ
掲げた目標に対して、一人で全部達成できる人はなかなかいません。時には確認や相談をしたり、人の力を借りたりしながら目標達成をしていきます。
ただ、私もそうですが、人の意思とは弱いものです。もともとみんな弱いと認識していた方がよいと思っています。
5キロ痩せるぞ!と目標を掲げたにも関わらず、スイーツを食べていたり、お酒をやめられなかったり
仕事でお客様への提案を今月20件するぞ!と決めたにも関わらず、アポイントの連絡を取っていなかったり
やります!と言いながらやっていないことが多いんですよね。
そんな時は、こう質問してあげると良いです。
- 今やっていることは目標達成につながりそうですか?
- 何をしたら目標達成できそうですか?
- それはいつまでにやりますか?
まずは自分の行動が目標達成に直結しているのかどうかを自己認識してもらう必要があります。
何をしたら良いかを具体的に答えてもらうことができたら、いつまでにやるかを自分で決めてもらいます。
自分で答えを考えてもらい、自分で期限も設定してもらうためのコミュニケーションが大事です。
すみません…と謝ってやらない人に対するメッセージ
進捗状況を聞くと「すみません」と謝るばかりでやらない…そして「〇〇やろうと思ってたんですが、できなかったので〇〇でもいいですか?」とこちらに判断を委ねてくる人がいます。
これは目標達成を自分ごととして捉えていないということです。自分が主体となってその目標を達成するべきなのに、会社のため、上司のため、報告相手のためにやっているという意識になってしまっているんですね。
こういう場合は、改めて「なぜその目標を達成する必要があるのか?」を本人に考えて、腑に落としてもらう必要があります。
こういう質問をしてあげると良いです。
- 何のためにこの目標を設定しましたか?
- この目標が達成できたらどんな気持ちになりそうですか?
- 目標達成したら何を得られると思いますか?
本人が目標を達成するのは自分のためだ、自分が主体なんだということを自覚してもらえるようにサポートすることが必要です。
言い訳ばかりでやらない人へのメッセージ
進捗を確認すると、「別のタスクで忙しくて」「時間がなくて」「お客様からの返信がなくて」と言い訳ばかりでやらない人がいます。
こういう人の場合は、優先順位付けがうまくできていないパターンと前の謝る人と同じく自分ごととして主体的に考えられていないパターンがあります。
優先順位付けがうまくできていないパターンの場合は、別タスクも時間がないのもみんな同じだということを伝えつつ
- (言い訳の内容について)それを解決しないと進まないけど、どうしたら解決できると思いますか?
- (言い訳の内容)とこちらのタスクはどちらが優先だと思いますか?
というように質問してあげると良いです。何も考えずに目の前のタスクをこなすということでいっぱいいっぱいになっている可能性があるので、一度立ち止まり、優先順位や解決方法を考える時間をとってからアクションを起こすということができるようにしてあげることがポイントになります。
まとめ
タスク管理や目標管理なんてビジネスパーソンとして自分でできるようになって!と思うかもしれませんが、多くの会社を見てきてそれができない人がなかなか多いなと感じます。
教えることも難しいし根気がありますが、質問をしてあげて自分で考えるキッカケを作ってあげるのが大切だと思います。
- 何のために目標を達成するなのか?
- それは誰のためなのか?
- 今の行動は目標達成につながっているか?
- どちらを優先すべきなのか?
自分の頭で考えるという癖がつくまでぜひ根気よく指摘と質問をして一歩踏み込んでコミュニケーションを取ってみてください!
私の場合、3年かかった人もいますが、必ず成長してくれるはずです!