こんにちは、キャリアアドバイザーの白木賀南子です。ちょっと息子が熱中症気味で熱が出てしまいました(涙)子どもが具合悪そうだと、本当に可愛そうで、心配です。今までかなりの健康優良児だったので、「お母さんってこんな気持ちだったんだ」と思いました。
さて、佐渡島康平さんの『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』という本を読んでいるのですが、その中に「コミュニティに“なじむ力”」という言葉が出てきました。
佐渡島さんは子どもの頃、よく転校していたそうで、既に作り上げられたコミュニティに“なじむ力“がそこで養われたそうです。
私も、小学校と中学校と転校を経験していて既にできている友達の輪みたいなものに溶け込もうと頑張る自分がいました。これを“なじむ力”という表現で、うまく能力として言語化してもらえて、すごく腑に落ちました。
ちなみに、環境などに「なじむ」は、英語だと”Blend in”という表現を使います。混ざる、溶け込むという感じですね。
転校でなじむ力が身に付く
小学校の時は、アメリカと日本のギャップにも苦しみましたが、中学校の時は、東京都内での転校だったので小学校の時よりは楽だったなと思います。
入学する時は、全員知らないところからの一斉スタートなので良いのですが、
既に出来上がっている女子グループ、部活のグループに入っていくのはけっこう暗黙のルール的な物を学んだり、会話の様子を見たり、色々アンテナを張りながら過ごす必要がありました。高校は、私立の学校に行くことにしたのですが、母に「高校からスタートの学校がいい。中高一貫の学校に高校から入るのは嫌だ。」と話したことを覚えています。これ以上大変な経験はしたくないって思ってたんですね(笑)
現場を渡り歩く時に役立つ「なじむ力」
この”なじむ力”は私が仕事をする上で、とても役に立っています。
特に、様々なプロジェクトでお客様先に出向したりする場合、そこに存在している組織に受け入れてもらい、信頼してもらえなければ仕事をスムーズに進めることができません。”なじむ力”のおかげで、私は新しい環境に溶け込むことに苦労したことはありませんでした。
今、考えていることは、私は子どもの頃の転校という経験から、”なじむ力”を自然と身に付けることができましたが、これを大人になってから身に付けるにはどうすればいいのだろう?ということです。
自分の経験を棚卸しして、コミュニケーションの面から何か良いアプローチ方法がないかなと思っています。