こんにちは、キャリアアドバイザーの白木賀南子です。
約10年新卒から同じ会社にいたので、会社を辞める時にまず私が決意したことは「自分がやらなくて後悔している仕事をやってみよう」ということでした。
そのうちの1つが結婚式の司会。英語では、Wedding Moderatorです!
今日はちょっとその時のことを振り返ってみようと思います。
経験がなくてもチャレンジ
人をお祝いする幸せな空間で仕事ができるっていいな~という理由から、ウェディング関係の仕事に憧れていたので、何ができるかな~と思って発見したのが、結婚式の司会のお仕事でした。早速、事務所に登録し、司会としてのレッスンを受けることに。言葉遣い、新郎新婦との打ち合わせの仕方、新郎新婦のプロフィール紹介文の作成方法、人前式や披露宴の進行の仕方、活舌の練習などなど、レッスン自体とても楽しかったです。
私はもともと人前で話すことに抵抗がなく、あまり緊張もしないタイプだったので、わりとすぐにデビューしてお仕事をさせてもらうことができました。
やってみて気づいた自分の価値観
お2人の門出のイベントに携わらせてもらえることはとても幸せな経験で、私もどうすれば良い雰囲気の披露宴になるかな~と考えて準備することにやりがいを感じていました。
涙もろいので、新婦から両親への手紙ではいつも感動してウルウル。でも司会だから泣くと次の進行ができないので、泣かないように我慢するのが大変でした(笑)
ただ、やっていくうちに、司会の仕事は私が本当にやりたいワクワクする物ではないことに気づいてしまったのです。
プランナーさんと新郎新婦が決めた進行表をベースに、ほとんど流れは決まっていて、それを本番は臨機応変に時間通り進行させることが最大のミッション。
自分の言葉で会場をうまくコントロールしなければならず(立つ、座る、移動、拍手、ケーキカットや余興を盛り上げるなど)とにかく忙しい!
当然、主賓の名前を読み間違えたり、忌み言葉を使ってはいけない、などなど気を使うことがたくさん!でも、完璧にできて当たり前の世界です。
何より私がイメージと違ったのは、会場から依頼があったら空いている人がアサインされ、新郎新婦との打ち合わせは1回のみ、あとは本番という感じで、特に新郎新婦と関係を築くことはなく、だんだん、私でなくてもできる仕事だな~と感じるようになってしまいました。
私が就職活動をしている時からずっと今でも根本にある考えは、「人からありがとうと直接言ってもらえる仕事」をすること、「人の問題解決や可能性を引き出す仕事」、そして「白木さんに対応してもらえて良かった」と言われる仕事をすることでした。司会の仕事は、もちろん重要な役割で、ありがとうと言われる立場ではあるのですが、私はもっと1人1人と深く関わる仕事がしたいんだなということに気づきました。
結婚式の司会をやってよかったこと
ウェディング関係の仕事がしたいという思いを果たせたことはとても良かったですし、自分の価値観も明確になってやってよかったなと思います。何より、初めての職種でも、きちんとプロとして仕事ができる、自分の力が通じるという経験は自信になり、新しいことにチャレンジすることが怖くなくなりました。
あと、色んな方の披露宴を見たおかげで、自分の結婚式はこうしたい!というイメージも固まりました(笑)
そして、友人の結婚式の司会を頼まれた時、もうイメージができてるので、ちゃんとできましたね。
あ、それと、テレビ番組の撮影で高橋優さんがサプライズゲストで歌うという流れがあり、生で歌を聴くことができました。ただ、本番当日に現場に入ったら急に撮影が入ることになっていて、その場で、「司会の方、高橋さんの紹介をお願いします!」とか「新婦に感想インタビューしてください!」とか急に言われたので、聞いてないよー!って感じでした。テレビのアナウンサーは毎日こんな感じでオーダーを受けているのかな・・・と思うと大変ですよね。尊敬します。
無駄話しはさておき、今は、副業OKの会社も増えてきているので、自分がやりたい仕事があるならぜひチャレンジしてみてほしいです。
やらない後悔より、やった後悔!人生一度きりなのでやりたいことはやっておきましょう!