こんにちは、ローフードマイスターの白木賀南子です。
現在、1歳5ヵ月の息子がこの1週間くらいでものすごくよく言葉を発するようになり、二語文も話し始めました。(「アンパン(マン)、ないない」などが二語文です。)
どうやら、とても早い方のようで、ちゃんと理解して行動したり、話したりしているので、スゴイ!とよく言われます。
お教室に通わせてものすごく意識して教育した!というわけではなかったのですが、気を付けているのが「食」に関することだったので、今回は私が学んできたこと、やってきたことをまとめてお伝えしようと思います。
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母乳はカスタマイズされていた!
私は、「とにかく母乳を本人が欲しがるだけあげよう」と思っています。人間も哺乳類。動物なんだから、自分に必要な分くらい自分で判断できるだろう!と考えているからです。
母乳について色々な情報を読んでいると、人間って本当にすごいんだなーと感じます。
例えば、お母さんのおっぱいを赤ちゃんが加えた時の唾液の成分から、赤ちゃんの栄養状態を把握し、それに合わせて母乳を作りだせたり、赤ちゃんの成長に合わせて、母乳の成分がどんどん変化したりするんですよ!我が子専用のカスタマイズ母乳ですよ!すごい!!
他の哺乳類に比べて、人間の母乳は、低タンパク、高脂質になっており、その理由は、骨や筋肉の発達よりも、脳の発達に必要なエネルギーを供給しようとしているからなのだそうです。
日本では、母子手帳に5ヵ月頃から離乳食を与え、1歳過ぎには離乳できている状態を推奨しているようですが、世界保健機構(WHO)は以下のように推奨しています。
Exclusive breastfeeding is recommended up to 6 months of age, with continued breastfeeding along with appropriate complementary foods up to two years of age or beyond.
6か月までは母乳のみを推奨、その後は適切な補助食品と共に2歳またはそれ以降まで授乳を継続すること(筆者訳)
日本の離乳はちょっと早すぎる印象ですよね。
早すぎる日本の離乳食
私も最初は離乳食の本を買ったり、自治体が開催している講座に言って、離乳食の進め方を学びましたが、「歯」が全然生えていないのにこんなに消化できるのかな?と疑問が浮かびました。
そこで、栄養学・小児科・口腔科など様々な先生に話しを聞いたり、本を読んだりしてみたところ、どの先生も早すぎる離乳食を問題視されていました。
奥歯が生えるまでは与えなくて良いとか、2歳半まで母乳のみで良いという先生もいました!赤ちゃんの腸は大人に比べたらまだまだ未熟で、固形物の消化がうまくできなかったり、タンパク質を分解することができなかったり、タンパク質が分解できないことによってアレルギーになってしまったり、なんとイヤイヤ期の原因もそうらしいのです!
ということで、うちでは離乳食は1歳過ぎからのスロー離乳食。今のところ、野菜・果物・お米を中心にあげています。
私が思う1歳過ぎからスタートするメリット
- 親が食べるのをずっと見ていたので、食べてみたい!という好奇心が強く、食べてくれないという心配をしたことがない
- 栄養は基本母乳で摂れる!と思っているので、あれやこれや栄養を考えてバリエーションに富んだメニューを作らなくて良くて楽!
- 手先が器用になっているので、自分で手づかみで食べてくれたり、スプーンで食べるようになるので、食べさせなくて良いから楽!
おやつはスイーツではなくフルーツ
最近、フルーツを食べる人が減っているそうです。皮をむくのが面倒臭いとか、手軽に食べられるという訳の分からない理由で「フルーツよりスイーツ!」と言われているそうです。
これは、本当に裏を調べてほしいな~と思うのですが、私がコンビニに行って裏の成分表示を見て食べられると思うスイーツは、ほとんどありません。食べたいな~と思って行くのですが、毎回見るとどうしても食べたくなくなってしまうのです・・・
人工甘味料、保存料、トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング・植物油脂)、白砂糖がものすごくいっぱい入っているんですよね。
私も昔は、大好きでした。コンビニスイーツ。なので、食べちゃう時もありますが、なるべく摂らないようにしています。子どもができるとなおさら気になってしまいます。
スイーツに比べて、果物にはものすごい栄養と酵素が含まれています。特に大事なのは「生」のまま食べることです!
ローフードとは. Raw(生の)Food(食べ物)のことをいいます。 生で食べることにより、植物の酵素や栄養素を効果的に摂れて、健康や美容・ダイエットにも効果が出ている食事法です。
加熱してしまうと、酵素は死んでしまうので、「生」で食べるのが重要です。
子どものおやつにオススメの果物
うちの子のおやつは基本的に、バナナ、ミカン、リンゴなどフルーツにしています。特に、スムージーにすると飲みやすいので、ストローで「うまっ!」と言いながら喜んで飲んでいますよ。
本当に初めて果物をあげる時は、リンゴの果汁を絞って少しずつあげるとよいと思います。
少し慣れてきて、そのまま食べさせるのに良かったのが、ラフランス。柔らかく熟しているととっても食べやすいみたいで、ものすごい勢いで食べてました。
一番おやつとして簡単であげやすいのは、バナナです。持ち運びも便利!うちはバナナケースなる物を購入して持ち運んでいます。バナナは、周りに斑点(シュガースポット)ができている方が熟していて良いです。しかも、けっこうスーパーや八百屋さんにいくとこの斑点ができている状態のバナナは安く売っているので子育てママのありがたい味方です。
最近はイチゴも、「すぱっ!」とか言いながら食べてますね。
ちなみに、市販のフルーツジュースは、一度加熱しているのがほとんどなので、酵素は死に、栄養素もほとんどありませんのでご注意ください。
美味しいから飲むのであれば全然良いと思いますが、栄養補給になるからという理由でもし飲んでいるとしたら残念ながらあまり意味がないです。
牛乳について
牛乳もうちはあまりあげたくないなと思っています。理由は、牛乳に含まれるカゼインが人間に合っていないと思うのと、大量生産されて安すぎる牛乳はどうやって作られているんだろう・・・と考えてしまうからです。
私自身、チーズとかカフェラテとか大好きなのですが、ソイラテに変えられる場合は変えています。アメリカでは、豆乳、アーモンドミルク、オートミルク、ヘーゼルナッツミルクなど牛乳に変わる選択肢がけっこうどこのカフェもあるんですよね。アメリカの友達が日本に来ると、それがなくてびっくりしています。しかも、豆乳に変更すると追加料金を取られることにもビックリしていました。むこうでは、無料で変更できるので。
私が読んだ本いろいろ
私が読んで参考にした本をご紹介します。まだまだたくさんあるのですが、母乳や食の観点で読んで良かったなと思うものだけピックアップしました。
- ニューズウィーク日本版特別編集 0歳からの教育 知育編「理想の子育て」
- 母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実(髙野弘之先生)
- 子どもの腸には毒になる食べもの 食べ方(西原克成先生)
- 子供たちは何を食べればいいのか―子供のからだは家族が守る!(松田 麻美子先生)
時代は変わって、研究も進み、昔はこうだった!という常識が覆っている時代です。何が正しいかなんて子育てではわかりません。信じる信じないも自分の観点で良いと思いますが、そのまま情報を当たりまえだと思って受け取るだけでなく、自分で調べたり、勉強するというのは必要かなと思います。
すべてを完璧に実行しよう!と思ったら、これまたものすごいストレスですので、自分が気になるところやできる範囲でというのが私のモットーです。