もうすぐ大学で新しい学期が始まるのでなんだかソワソワしている白木賀南子です。

さて、今回は3年待ちとも言われているカナダのデイケア(保育園)に次男が入れた!という話しです。今日、初日を迎えて日本との違いが色々わかって面白かったので記録しておきます。

たくさん申し込みしないと入れないカナダのデイケア

デイケアは、自分で調べてそれぞれの施設に申し込みをします。日本の保育園みたいに、自治体がまとめているわけではないです。

ホームページが各施設によって見づらいので情報を探すのも一苦労。基本的にどこもいっぱいなので、Waiting Listという順番待ちリストに登録をします。

ちなみに、プレスクールという分類の場所もあるのですが、そこは2.5歳からというところが多く、2歳になったばかりの次男の選択肢としてはデイケアのみでした。

私も自宅から車で10分以内で行けそうなデイケアをネットで調べてとりあえず片っ端から申し込みしました。

大学が再び始まる矢先の連絡

5月から大学が再開するので、三男もいてかなり忙しくなるか〜と思っていた矢先に我が家から徒歩圏内のデイケアから連絡が!

空きが一つ出そうなので、明日見学ツアーに来れますか?とメールが来たので、なんという素晴らしいタイミング!と感謝しました。

片っ端から申し込みしていたので、最初どの施設か全く検討がつかず、改めて調べてみたところ、そこは1歳〜3歳児のみ12名を預かる小さなデイケアでした。

つまり、3歳になったら卒業しなければいけないという1年限定のデイケア。でも入れないよりマシなのでとりあえず見学ツアーへ。

見学ツアーして即申し込み

ツアーをしてもらい、室内で過ごすお部屋とお外の遊び場を見せてもらいました。管理者の方は、韓国人の女性でとても穏やかで良い方でした。

絶対にチェックしなければ!と思っていたのがデイケアの資格をきちんと持っている施設か?ということ。以前、デイケアの認定資格を持っていない酷い施設で子供が亡くなってしまったニュースを読んだことがあったので、私の中の必須事項でした。(ちゃんと壁に掲示されていましたので一安心)

先生3人に対して子供が12人。施設自体もそんなに広くないので、目は行き届くかなという感じです。

料金がどこにも掲載されていなかったので聞いたところ、1ヶ月で1442ドル、日本円にして14万円程度。かなり高い印象ですが、他のお母さんの話しでもこれくらいの金額だったので、ここだけが高いというわけではないようです。

ただ、ラッキーなことに、昨年の12月からカナダのBC州は900ドルまでデイケアに対する助成金を出してくれる制度をスタートしたということで、私たちが実際に支払う金額は542ドル(約5万円)でした。

CCFRI制度についてはこちら。対象となるでデイケアのリストも掲載されています。(ただし、BC州全土なのでものすごく長いリストで見づらいです…)

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/family-social-supports/caring-for-young-children/running-daycare-preschool/child-care-operating-funding/child-care-fee-reduction-initiative-provider-opt-in-status

さすがに月に14万は…と思いましたが、制度が自動的に適用されるとのことだったので、即決して申し込みしました。なぜなら、すぐに申し込まないと次のリストにある人にどんどん連絡して埋まってしまうからです。

次男も2歳になったので、同じ年の子たちと遊んだ方が家にずっといるよりも刺激になって良いと思っていたので本当に良かったです。

慣らし保育は親も一緒に

初日は2時間、親も一緒に過ごしました。次男は場所見知りや人見知りをほとんどしないので、見学ツアーの時点から新しく目にするオモチャに興味津々!車が大好きなので、とにかく車のおもちゃを見つけては「ブンブだー!!」と喜んで遊んでいました。

お砂場で遊ぶ次男坊

2時間一緒に過ごすと、こちらの保育園ってこんなふうなのか〜と色々な発見がありました。

私が住むバーナビーという地域は、人種の偏りが少ない地域なので、北米・アジア・インド・中東などパッと見た感じ色々な人種の子がいました。

みんな私を新しい先生だと思ったのか、一緒に遊ぼ〜という感じで寄ってきてくれました。

お外に遊びに行く時は、「僕の靴履かせて!私のジャケット着せて!」みたいな感じで私に持ってくるのがなんだか可愛かったです。

私は子供が好きで一時期、保育士になろうかなと思って勉強していたことがあるので、保育士さん擬似体験みたいなことができて嬉しかったです。

1日のスケジュール

登園も何時までにしなければいけないというルールはなくて、8:30以降はいつでもオッケー。1日のスケジュールはこんな感じでした。

  • 8:30-9:30 順次登園
  • 9:30-10:00 おやつタイム
  • 10:00-11:00 外遊び
  • 11:00-12:00 ランチタイム
  • 12:00-13:00 アートなどのお遊戯タイム
  • 13:00-15:00 お昼寝タイム
  • 15:00-17:00 自由遊び
  • 17:15 お迎え最終時間
  • 17:30 閉園

おやつとお弁当は持参します。みんな、おやつはフルーツを持ってきている子が多かったです。ランチは見れなかったのが残念。

長男の通うキンダーガーデンと同じく、雨でも絶対に外に出るので、レインコート、レインパンツ、長靴は必須です。

日本よりかなりゆるい感じがカナダらしい

ルールとかかなりゆるい感じで、カナダらしいなと思いました!

先生もみんなめちゃくちゃいい人たちなのですが、ヘソだしルックだったり、真っ赤な長いつけ爪してたり、日本だったら絶対アウト(笑)

子どもたちが外で遊んでいる時は、りんご食べながら見ていたり、先生同士でおしゃべりしていたり、かなり自由!

ちゃんと見てて〜と思う場面もありましたが、子ども同士が争いになっていたり、危険な遊び方をしている時にはきちんと注意して対応していたので、まぁ大丈夫かなと思いました(笑)

日本人の保育士さんがカナダに来たら、クォリティかなり高いと思います。

デイケアやってみたい

私と主人で、日本人を呼んでデイケアやれたら面白そうだね〜なんて半分冗談で話していました。

デイケア自体足りていないので、オープンすれば確実に満員になるのと、日本人の保育士さんが来たら絶対に素晴らしいデイケアできるでしょ!と心から思いました。

日本の保育士さんがこちらに来るとなると、英語がネックになりますが、3歳くらいまでの子とは簡単な英語でしかおしゃべりしませんし、お世話するにあたってはできなくても全然オッケーだなと思いました。

順番こだよーは “take turns”

おもちゃ貸しあいっこしようねーは “share”

〇〇しないよーは” Don’t do 〇〇”

これくらいの英語はほとんどの人ができると思いますので、慣れれば本当に子どもの対応は大丈夫そうです。

親御さんと話す時は英語が必要になるので、各施設に毎日1人英語できる人がいればOKでは?と思います。

カナダに保育士みたいな資格はあるのだろうか?など色々と疑問に思ったので、今度時間がある時に調べてみたいと思います。