バンクーバーは夏の山火事シーズン。しかし今年は異常で例年の6倍くらいの面積が既に消失しているそうです。私のインターン先の役員の方も、自宅の両サイドから火が迫ってきていて、せっかく新しく家を建てたのに!なんとかおさまってほしいと嘆いていました。住宅価格が高騰しているカナダで、せっかく購入した家が燃えてしまったら物凄く悲しいです。

さて、今回は世界で売れる、外国人にウケる日本の商品PRについて私なりの考えをまとめておきたいなと思います。

日本の外に出てみると、日本では気づかなかった魅力に気づけたり、外国人がどのように日本を見ているかがわかったりして面白いです。

日本が好きな外国人は思ったよりもたくさんいる

日本人だというと、今年日本に行ったよ!今度日本に行くよ!日本行ったことあるよ!とかなりの割合で日本に行ったことがあるか、行きたいと思っている人がいます。

そして、日本の何が好きなのかというと

旅行先として日本好き!という人もいれば、日本のアニメや漫画が好き!という人、日本の食べ物が好き!日本の商品が好き!と様々です。

外国人にウケる日本らしさとは何か

日本が好きな外国人はたくさんいるのだけど
「日本」ブランドが何でもかんでも好きなわけではないなと思います。

「外国人が好きな日本」「外国人にウケる日本」らしさみたいなものがある気がしています。

日本といえばこれ!みたいなイメージでしょうか。例えば、便利で可愛いキャラクターの文房具なんかは「日本らしく」て女の子や女性に人気があります。

日本人がやった方が絶対美味しいのに!と思うのがお寿司屋さんなのですが、なんとなく中国系・韓国系の人たちが作り上げてる「Sushi」がこちらの人が求めている物をうまく捉えてしまっているのかな〜と思います。

ガリや緑茶はお寿司には欠かせないでしょ!と日本人としては思うのですが、その辺にあるお寿司屋さん(日本人以外が経営しているSushi屋さん)では緑茶は出てこなかったり、ガリがめちゃ不味かったりします。アボガド入りのスパイシーツナロール(ピリ辛鉄火巻き)みたいなロール系も人気で、これはこれで美味しいけど日本人的にはお寿司じゃないよな〜と思ってしまいます。

緑茶よりも抹茶が人気なので、茶専とか意外と持っている人がいたりします。日本だと茶道をやっている人以外はほとんど自宅に茶専を持っている人はいないでしょう。

以前別の記事で紹介しましたが、MINISOという日本でいう3coinsみたいな中国系のお店が「日本らしさ」を本当にうまく雑貨として取り揃えていて、しかもロゴなども日本っぽく(UNIQLOと無印掛け合わせた?)きっと多くの人が日本のブランドだと認知しています。

「外国人にウケる日本」を理解していた方が、ビジネスとしてはうまくいくのだと思います。

相手の好みに合わせて変化させる

日本人が良いと思う物、日本で売れている物が、必ずしもそのまま外国でも受け入れられて、売れるわけではないなと思います。これは、特にBtoCの場合であり、BtoBの場合は日本の技術や商品の性能の割合が大きくなるのでまた少し別の話しになってくると考えます。

外国人が思う日本とは?相手が求めているものは何なのか?好みはどんな物なのか?を調査し、外国のマーケットに商品を合わせていかないといけない部分もあるなと感じます。


商品そのものの場合もあれば、
メッセージの仕方
パッケージ
販売チャネル

など外国の顧客に合わせた伝え方が必要になります。

カナダで人気のある日本の商品

「お菓子」に関してはみんな
日本のお菓子は美味しい!と思っている様子
最近近くのモールに日本のお菓子を売るお店ができて、ヨックモックとかロイズのチョコレートとか取り扱っていました。

私の大好きなバームクーヘンをこちらではほぼみかけません。ドイツのお菓子じゃないの?と思うけど日本独自の進化を遂げた立派な日本のお菓子だと私は思っていて、人気出そうな気がしています。

セブンイレブンの金のバームクーヘンをぜひ
こちらのセブンイレブンで売ってほしいです。

Matcha「抹茶」はどこでも大人気があり、ショッピングモールに辻利が入ってたりします。

なんとこの前ポテチにまで抹茶味を発見してしまいました…Lay’sから写真をお借りして共有。一体どんな味なのか…

化粧品も人気と聞いていますが、まだあまり肌感覚でわかっておりません。
「東京のビューティー」という謎のお店が近くのショッピングモールに入っていて、ここは日本の化粧品を多く扱っているので、やはり日本の化粧品は人気があるのかなと思います。

私個人的には、今治のタオルが大好きなので、日本のタオルの素晴らしさはもっと世界に知られてもいいような気がしております。今治タオルでできたバスローブとか人気出そうですが、もう販売されてるのかな?

キッチン用品も包丁やまな板は日本製は素晴らしく、包丁は多くの観光客が日本行ったらお土産に買って帰るというので人気があることが伺えます。

このあたりは、インバウンド需要を調べ、海外への販路を作ることができると良いだろうなと思います。

日本の良さをもっと世界へ

日本には素晴らしい文化、商品、コンテンツがたくさんあるのに、英語という障壁があることで世界に発信仕切れていないことが悔しいです。

北米に向けた海外PRのお手伝いが今後もっとできるといいなと思っています。