しばらくブログを書く手が止まっておりました。というのも、カナダの永住権獲得はなかなか難しいんだなということが判明してしまい、気持ちが少し落ち込んでいたということもあります。

移民の受け入れの引き締め

カナダは年齢や学歴や職歴や英語力に基づいたスコア制で永住権が獲得できるかが決まります。運の要素よりもスコアを積み上げることができれば高い確率で永住権が獲得できるというのが魅力の一つでした。コロナ後は労働力不足を補うためにわりと多くの移民を受け入れていましたが、昨今の物価高や不動産価格の上昇を受けて、最近は引き締めに入ってきている感じです。急に移民が増えたせいで需要が高まり、家賃などが高騰してカナダ人が住めなくなってるなんてこともしばしば。

私のように2年の大学のプログラムを卒業すると、3 年のワークパーミットがもらえるのですが、その発行も労働力不足の業界に限定するといった検討もなされており、何やら先行きが怪しい感じです。私の卒業はこの夏なので、なんとかそれまでに変更はしないでほしいのですが…

引き締めに入っているせいで、永住権が獲得できるスコアがかなり高くなっています。移民コンサルタントの方に私の今の状況で計算してもらったのですが、全然足りなくてびっくりです。

労働力不足の市場

テック系のエンジニア、医療従事者、保育士、建築関係は労働力が不足しているため、永住権がでやすくなっています。ご主人がテック系のエンジニアという友人は、大学在学中にすでに永住権を獲得していました。羨ましい。日本人の中には、在学中に自分のキャリアを変更して、保育士を目指すことにしたという人もいるくらい、労働力不足の業界にキャリアチェンジすれば、永住権獲得はできるようです。

フランス語ができると強い

カナダはフランス語も公用語です。なので、フランス語ができる人に対しても、永住権は出やすくなっています。モーリシャス諸島から来ている友達は、フランス語が母国語で英語もネイティブレベルなのでもはや難なく永住権獲得ができそうです。ちなみに、家族や兄弟がカナダの永住権を持っているとそれもスコアがプラスになります。モーリシャス諸島から移住している人は多いので、わりとこの親族ポイントも入ってるみたいです。

過去の就労経験と今の職種でのスキル

過去5 年以上今の職種と同じような経験を持っているとスキルがあるとみなされてスコアが上がります。もちろん証明しなければいけないのでそこは手間ですが、大事な要素です。

1年以上のカナダでの就労経験

カナダにおける就労経験も重視されるので1年以上、2年と経験があるほどにスコアはプラスされていきます。つまり、現在の私はスコアが全然足りませんが、1年後だと可能性が広がるということになります。

移民局の情報は頻繁変わる

移民局の決定はかなりスピーディーらしく、わりとすぐに変更になるそうです。なので、良い方に変更になればラッキーですが、悪い方に変更になった場合は、私も色々と考えなおさなけれはいけません。

戦略的に動く必要がありそう

すっかり落ち込んでいた私ですが、今日また別の移民コンサルタントの人と話してなんとなく筋道が見えたような気がしています。

永住権獲得の道は何通りかあって、時差はありますが、なんとなく3つほど可能性があるかなと思っています。

もっとすんなり取れるものと思っていたので、がっかりしていましたが、まだ3通りもあると思えば良いほうかなと思いました。

今から、看護師や保育士になるという選択肢はちょっと選べないので、自分が進みたいキャリアを追いつつ、永住権を獲得できる方法を探っていきたいなと思います。

これで永住権が取れなかったら、日本に帰ろうというだけなので、もはや永住権とれたらラッキーくらいに思おうと気持ちを切り替えます。