目が開かない。
痛いし、目ヤニがすごい。
4日間様子を見たけど、これはもう無理だなと思って眼科に行くことにした。
カナダのMSP(公的保険)は、基本的な医療はカバーしてくれるけど、眼科と歯医者は別。だから、会社のエクステンデッドヘルスベネフィットがなければ、100%自己負担になる。
過去に長男の虫歯一本を治すのに3万円かかったことがあるので、カナダの医療費の高さは身をもって知っている。幸い、去年9月から正社員になり、3ヶ月の試用期間を経てこのベネフィットが適用されるようになった。これはありがたい。
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うちの会社では、通院や銀行のアポイントに使える休暇が年間5日ある。こういう時に使うしかない。
で、予約した眼科へ。
目が痛いと言ってるのに、最初にやられたのは眼圧検査。
「えっ?今それやる?」と心の中で叫ぶ。
ぷしゅぷしゅと空気を当てるやつ、痛みがある時にやるものじゃないと思う。
でも、カナダの医療ってこういうところある。あまり患者に寄り添うという感じではなく、問答無用でルーティン通り。
その後、先生に診てもらい、目薬の処方箋を出してもらった。
お会計、147ドル。
日本円で1万5000円くらい。
会社の保険で半分カバーされたとはいえ、それでも高い。
処方箋の薬も基本的には全額負担だけど、保険があるおかげで少しは軽減された。
数年前の保険なし時代だったら「えっ、薬代こんなに?」と絶望していたかもしれない。
ありがたい。
目薬を使って1週間後、すっかり良くなった。
料金に含まれているということなので視力検査もお願いすることに。
結果、少し視力が落ちていたが、特に問題なし。
「40代になると読書用のメガネが必要になる人が多いんです」と言われ、
試しに診てもらったけど、目の筋肉は問題なし。
「30代くらいの筋力ですね、まだ平気です」と言われた。
良かった。
健康は大事だなと思う。
カナダは「医療崩壊してる」と言われることが多く、税金の8割くらいが医療費に使われているらしい。
手術の待機期間が長すぎて、その間に亡くなってしまう人も多いとか。
だからこそ、みんな予防医療を意識しているのかもしれない。
自分で健康を守る、という姿勢が強い気がする。
私も、子どもも、できるだけ病院に頼らず健康でいたいものだ。